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割の合わない仕事 [トレーダー]


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トレーダーはきわめて割の合わない仕事です。

マーケットはゼロサムゲームだとよく言われます。
しかし、実際はさらに条件が悪いものです。

トレーダーのまず第一の仕事は、証券会社やFX業者に利益を貢ぐことにあります。
1回取引をするたびに、少なからぬ手数料を支払います。
その意味で、スキャルピングは相当手練れのトレーダーでない限り、利益を残すには
厳しい作業です。

利益が出れば出たで、税金がかかります。

こうして考えると、マーケットに入ってくるお金は、恒常的に業者や国に搾り取られて
いるわけです。
言ってみれば、穴の開いたプールに自分の資金を放り込んで、その後つぎ込んだ
資金以上のものをすくい取るゲームみたいなものです。

大半の参加者が手持ちの資金を使い果たして、退場するのも当然な場所です。


では、どうするか。



1.優位性の高い場面のみに、トレードを精選する。

  鵜の目鷹の目で、他人からお金をもぎ取ろうとしている人たちが、簡単に
  儲かる場面をお互いに提供するはずがありません。
  データを精査して、そんな場面を具体的に見分けるスキルが重要です。


2.手数料負担を削減する。
  
  現時点で儲かっていない人は、スキャルピングをやめるだけで、
  ずいぶんと効果的です。
  スキャルピングは、「時間あたりの資金効率がいい」とか、「帰宅後の
  サラリーマンでも、十分にできます」とか、宣伝文句がありますが、
  成功する人はほとんどいません。

  せめて、数時間から半日、一日くらいをめどにしたデイトレぐらいまでが
  いいところです。(利益に対する手数料の比率を計算すれば明白です。)


3.税金を削減する。

  日本に居住する限り、無理ですよね~
  税率の低い国に移住できるくらいになってからでないと、現実的な
  選択肢にはなりません。残念です。


結論です。

長めの時間足で、場面を絞り込み、その分大きめの資金を投入する。
あとは、適した手法に関するスキルを磨く。

もっとも効率がいいのは、これです。


追記
日足トレードですが、期待したような成績が出ません。
見直しをしてから、出直したいと思います。
やはり、値動きをじかに見て、自分の裁量で行う方がはるかに
うまくいきます。

 
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N君のトレード [トレーダー]


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私の友人に、N君という男がいる。

彼は、元飛行機乗りで、英語がぺらぺらの男だ。
イケメンで、昔は相当いろいろな女の子と浮き名を流していたらしい。

そんな男がFXを始めた。
2013年のことである。

為替取引の意味もわからないので、書籍を購入して学習を始めた。
イケメンではあるが、まじめなのである。

しかし、どうやってもうまくいかない。

どのようにトレードしたら儲かるのか、見当がつかない。

あることがきっかけで、英語サイトに自分が意味を理解できるトレード方法を
発見した。

説明を聞いたが、今ひとつその手法の優位性がどこにあるのか、私には
理解できなかった。
そこで、「どんなものだろう・・・・・・」と率直に疑問を呈した。

彼自身も、その時点では説明できるほどには理解も深まっていなかった。
だから、言葉に詰まった。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

しかし、それでひるむ男ではなかった。

そのサイトの中心人物がオーストラリアでセミナーを開くというので、彼は
それに合わせて休暇を取り、オーストラリアに行ってしまった。 笑

そして、なんと、英語のセミナーを受けて帰国した。
2014年9月のことである。

私の知り合いには、変わった男はたくさんいるが、こういう男も珍しい。

彼の2015年のトレード結果を下に掲載する。

n_01.PNG

n_02.PNG

なんと、7ヶ月中6ヶ月はプラスである。
(初心者にとって、金額が大きいか小さいかはさしたる問題ではないことは、
ご存じだと思う。初心者というのは、だいたい、プラスにならない。)

トレードの「ト」の字も知らなかった人間が、短期間とはいえ、トータルプラスを実現している。
(2014年2月から、10万円で開始したとのこと。現時点で、口座残高比で42%増やしている。)

これはどういうことか。


1.期待値がプラスのルールであるならば、どんなルールでもかまわない。

上に書いたように、彼のルールについて、わたしは当初理解できなかった。
しかし、彼は「これは使える」(期待値がプラス)と確信していた。


2.そのルールを継続する。

彼はこのルールのみを継続している。わたしがそれとなく、疑念を呈しても、
あきらめなかった。
そして、このルールのみでトレードを行っている。
あきれるほど、頑固である。 笑


たしかに、子細に眺めてみれば、課題は多い。

・1月の利益は大きいが、それ以降1月を超えていない。

・トレード数が多くないので、大数の法則がまだ機能しているとは考えにくい。
 つまり、この成績をもって適正なトレードが身についたとは言えないのではないか。

・ロットが小さいままなのはなぜなのか?


しかし、とにかく、1年6ヶ月で+42%だというのは事実である。
やはり、上記の1と2が大きいと思う。
この一歩を踏み出せるかどうかが、大きな分岐点ではないかという気がする。


彼とは9月1日に会うことになっている。
どんな話を聞けるか、楽しみでいる。

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続・まともな投資顧問 [トレーダー]


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以前、取り上げた投資顧問のその後です。

・・・・・・・・・・・・残念ながら、その後の成績は今ひとつです。

かなりまじめにやっているのですが、あまり芳しくないです。

結論を出すにはまだ短すぎますので、断定はできませんが
現時点では推奨はできないです。

年末までは経過を観察したいと思います。
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トレーダーとしての適性 3 [トレーダー]


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トレーダー歴が長いにもかかわらず、成功していない人には
次のような共通点があるようです。


「データ分析やチャート分析を自分の手で行っていない。」


いわゆる、商材や教材を購入しても、それをもとに生のデータを
自分で分析していない。

せっかく安からぬ金額を投入していながら、もったいない話です。

教材そのものが玉石混淆で、購入した瞬間に、「こりゃあ、だめだ・・・・・・」
というようなものも珍しくないので、落胆のあまり放り出したくなる気持ちは
よくわかります。

わたしも似たような道をたどってきました。


しかし、教材等もなかにはまともなものもあるわけで、それに巡り会ったら、
やはり地道な分析をやるに越したことはありません。

というか、やるかどうかが分岐点なんでしょうね。

わたしの知り合いで成功している人は、これが共通しています。


さらに言うと、みんな、分析が大好きです。
トレードそのもので稼ぐよりも、分析自体が好きなんですね。

だから、しばらく会わないうちに、いつの間にかとんでもない膨大な分析
データをまとめていて、飲むときにそれを持参でやってくる。
結論はシンプルですが、そこに至る筋道を滔々と説明する。
さらに、個々のトレード事例に関して、その結論から導かれた根拠を
説明する。

飲んでいるときの話題は、これだけ。 笑
2時間はあっという間に過ぎてしまう。


これは、才能と言っていいのかもしれないですね。


結果ではなく、プロセス自体を楽しめるというのは、きっとどの職業でも
最高の適性なんじゃないでしょうか。

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「準備」という視点 [トレーダー]


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IKEAで購入した卓上照明器具のスイッチが動作しなくなったので、
交換のために、外出しました。

しかし、その方向への市電がすべて運転停止になっていました。
停留所のスピーカーから、「警察が出動する事態が発生して、運転を
停止する」というアナウンスはあったのですが、それ以上の情報は
わかりません。




数分おきに来るのが当たり前の市電。

IMG_4601_R.JPG

妻がスマホで調べてみたのですが、運転再開がいつになるかは
わからず、しばらく停留場でぼーっと待つ羽目になりました。


今回の滞在中のトラブルを数えてみます。



1.購入したDellのPCにログインできない。

2.妻の電動歯ブラシがこわれる。

3.マヨルカのタクシードライバー
  (これ、今回の滞在中にもっとも腹が立ったもの。そのうち書きます。)
  
4.インターネットの接続トラブル

5.わたしの胃痛

6.卓上照明器具のスイッチの故障

7.市電の運転停止



いろいろありますが、あることに気づきました。
ほとんどのものに共通していますが、「準備している」ということです。


今回の照明器具の故障についても、起こりうる可能性に対処するために、
領収書を保存していました。

市電の運転停止についても、代替ルートを妻は検索しています。



海外医療保険に関しても、該当するカードを携帯するとともに、
連絡先の電話番号も控えておきました。

これって、トレーダーの日常と全く同じなんですよね。

トレードの素地となる、データ分析と検証による手法の構築、当日の
トレードプランの文字通りの「準備」。

起こりうるトラブルに備えるだけでなく、日々の活動に関しても、
人がやれることは、突き詰めて言ってしまえば、「準備」だけ。




成功するためには、必要な行動を継続して続けることだけが必須条件ですが、
その行動の中身とは、つまり「準備」とその準備に基づいた行動。

要するに、準備して行動するか、準備なしに出たとこ勝負で行動するか。

トレーダーの行動なんて、マウスをクリックするだけ。
いつどのタイミングで、ロスカットと利食いをどの程度に設定して行うかだけ。

緻密な準備のできていないトレードなんて、ただの出たとこ勝負です。
継続して勝てるわけがありません。




『実際にエントリーするまでに、どれだけその局面に応じた具体的プランを
想定できるかどうか。』

基礎的素養が身についてきたら、トレーダーのやるべきことは、
これに尽きるのでしょうね。



これからパリに発ちます。帰国便がパリ発のためです。
マイレージで獲得したチケットなので、1年前に予約しても、近場の空港からの
便はとれませんでした。

そのようなわけで、いったんフランスに行きます。
どうせ行くのなら、ということで、パリの観光でたっぷり遊ぶ予定です。
したがって、次のブログの更新は、8月以降の予定です~

旅行ネタは反響が多いので、帰国後も継続してみようかと思っています。


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複数シナリオと確率的事象という理解 [トレーダー]


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ようやく、PCの設定が終わりました。
話せば長くなる予想外のトラブルに遭遇して、予想もしない出費も重なり、
難航しました。

それもほぼ終了して、やっと自宅にいるのと同じような環境を整えました。

来週からは平常通りのトレードとなるはずですが、来週はフランスとドイツ国境
沿いのザールブリュッケンと、マヨルカ島への旅行が控えているので、トレード
に深入りするのは危険ですから、実質的には再来週からになりそうです。(T-T)

旅を人生にたとえるのはありふれた比喩ですが、ありふれているということはそ
れだけ誰にでも起こりうるというわけで、その意味ではありふれた真実をあらた
めて学ぶ機会を得たと言えそうです。

それがなんなのかを直截に述べます。

元来、ひとは計画的に行動します。
計画は本質的に、最短ルートを想定してたてます。

しかし、予想外のトラブル、予想外の出費等の紆余曲折を甘く見て、
それらは「本来、あるはずはない」と髙をくくります。

これがひとの傲慢さの源になっているのですね。
少なくとも、源泉の一つです。



分野をトレードにしぼって、さらに具体的に考えてみましょう。

複数シナリオの準備と、確率的な事象と割り切り、負けをあっさりと認める潔さ
です。
可能な限りの準備をする重要さと、それでもうまくいかない場合に、それを許容
する寛容さと言ってもいいかもしれません。


相場が人智を越える動きをすると言ったところで、上がるか下がるか動かないか
の3つしかありません。

動かないときには新たな行動がないとすれば、上がったときと下がったときにそ
れぞれ最低でも1つずつ想定するならば、合計2通り。

もし、暴落と普通の下げというように分けたとすれば、4通りほどです。

これは可能性を機械的に概算しただけであり、稼いでいるトレーダーは
起こりうる可能性が高い方向にはさらに詳しく想定していて、低い方向には
さほど綿密には想定しない、という具合に、重み付けで対処している場合が多い
ようです。

あらかじめ起こりうる場合が想定されていれば、計画が存在しているので、パニッ
クにはならずに行動できます。しかも、それらは損失を最小限に抑え、利益が最
大になるように調整されているのです。
その場で悩む必要などないわけです。


しかし、それでも思うようにいくとは限りません。
正しい判断、適切な行動が必ずしも利益につながるわけではありません。

自分の判断・行動が適切であったならば、反省すべきではありません。

そして、重要なのは、ミスに関してです。

ミスは反省すべきですが、許容すべきでもあります。
ひとが関わる判断・行動からミスは排除できません。

ミスを少なくする努力は必要だとしても、つきものだと割り切り、それでもトー
タルでプラスになるように努めればよいのでしょうね。


実にありきたりな結論ですが、こんなことを考えながら今週を過ごしました。

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トレーダーの適性チェック 2 [トレーダー]


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意外なことかもしれませんが、

相場は金の欲望にまみれた人たちが集う世界に見えて、
実はまっとうな規律をもって行動できた人たちだけが生き残る
世界です。 笑

きわめてクリーンな世界です。

「小ずるく立ち回って、お金をかすめ取る」というようなイメージを持ちたく
なりますが、実態は大きく異なります。

以前にも、「複雑で単純な世界」という書籍を紹介しましたが、
「こずるい」知恵で、切り抜けていける世界とは違います。

まわりの様子をよく見て、「立ち回る」ことで利益になる世界では
ないのです。

むしろ、周囲によって過度に影響されないで、自分自身をぶれずに
一定にする方がよっぽど有益です。





自分自身を一定に保つものが、すなわち、「規律」です。




退場するトレーダーには共通点があります。
規律を守れないことです。


規律(トレードルール)から逸脱してしまうのはどうしてか?

欲から、ズルをしてしまうのです。

・ルール以外のエントリーをする
・事前に決めてあるロスカットをしない
・事前に決めてある水準以外の利食いをする(大or小)

しかし、規律を破った瞬間、相場では罰を受けます。
大切なお金が失われます。

自分で検証した規律にどこまで誠実でいられるか?
トレーダーが生き残れるかどうかは、この一点にかかっていると
言ってもいいでしょう。

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トレーダーの適性チェック  その1 [トレーダー]


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先日、負けているトレーダーの特徴を取り上げました。
興味がわいたので、適性について調べてみました。

継続的に勝っている人たちに共通しているのは、
とにかく「規律遵守」が生半可ではありません。

一言で言ってしまうと、ほぼこれに尽きます。

「規律遵守」という文言のイメージからすると、なにやら規則に
がんじがらめにされていて窮屈な感じがしますが、それもまったく
異なります。

みなさん、歯磨きはしていると思います。
まめな人は食事のたびは当然、おやつの後にもきちんとやっています。
歯間ブラシやフロスなどを使っている人も多いと思います。
ずぼらな人でも、就寝前にはやっているはずです。

「寝る時間だけど、歯磨きめんどうだなあ・・・・・ やりたくないなあ・・・・・」
という人はごく少数ではないかと思います。

ほとんど何も考えず、心理的抵抗も感じず、自然にやっている人が
大半ではないでしょうかね。

継続的に勝っている人たちの「規律遵守」は、ほぼこのレベルです。
努めて、「やらなくちゃ」と考えてはいないです。

やらないのが気持ち悪いから、やっています。
むしろやらないようにするには、「努めて」そうしないと、できないのです。

これが前提です。

次回は、もっと具体的にみていきます。

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ドテントレード [トレーダー]


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先日、トレードを始めたばかりの人から話を聞いていて、
「ああ、なるほど!」
と、思ったことがあります。

その人は、FXをやっていたので、さらにその思いを裏付ける事情が
頭に浮かびました。

なんでも、仕事が終わって、帰宅して、食事やらビールを飲んだ後に
トレードをやるとのこと。 ( ̄∇ ̄)

当然ながら、勝っていません。

これで終わりにしていい話ですが、たぶん、トレードを始めたばかりの人たちが
陥りがちで、かつ、ある程度やっている人たちにとっても、よく考えれば重要な
課題がありました。

買いで入るか、売りで入るか。

1.まずは、この選択です。

2.次に、ロスカットになったときの行動です。


負け続けている人たちに共通しているのは、いったんロスカットになった後の
行動です。

かれらはほぼまちがいなく、ドテントレードを行います。
そして、再び、負けます。 (爆)

すると、性懲りもなく、途転です。


そのうち、自分が何をやっているのかわからなくなります。

ちょっと考えればわかることですが、1よりも2が傷を深くします。
連敗をもたらすのは、2です。
それも、条件が明確でないドテンです。
また、そもそも自分自身が定まっていてこその、ドテンです。

まずはぶれずに一定のルールでトレードを繰り返せるようにすることが
基本です。

ぶれずに行えるようになって、それからが、ぶれずに一定のルールで
ドテントレードが行えるようにするのが順番です。
より具体的に言うならば、ドテンなしのトレードで、プラスで継続できる
ようになってから、取り組むべき課題です。

当たり前のことなので、すでにご存じの方が多いかと思います。
しかし、大切なことなので、書いておこうと思いました。

#さて、私事ですが、もう10日ほどしたら、ヨーロッパへ行きます。
また、しばらく滞在します。
データマニアなので、いろいろな写真を載せますが、普通は撮影しない
だろうというような場所があっても、まあ、勘弁してください~

では、また。










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嵐の兆し [トレーダー]


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上海.PNG

14:25 追記

上海、急落が来ましたね!
日経平均先物も下げています。

明日は雇用統計。
来週はメジャーSQ。

大きな動きが来そうな予感~ ♫

下には強いのだけど、ひっくり返されて、上に来られたら、
そこそこ負けるよなあ・・・・・・

今回ははなから下を重視した戦略だったので、やむをえません。
そのときは負けを認めるしかないです。


追記

15:18

日経平均 つよい・・・・・
上海が持ち直したとはいえ、そしてわずか14円ほどとはいえ、プラスで
引けている。

先物も、なんと、20500円・・・・・・
上海も、戻している。

やはり、上に行くシナリオも考えておかないといけないみたい・・・・・



上海_02.PNG

その後の上海
見事な下ヒゲ。
しかし、順調に上昇してきたときとは、異なる値動きになってきています。



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嵐の前の静けさ [トレーダー]


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高値を更新した日経平均の動きに興味を引かれ、トレードの合間に毎日
つぶさに動きを観察しています。

ここ数日間20300~20600円内の動きですね。
誰が見ても、レンジ相場です。

20600円の抵抗ラインがかなり厚くなってきていて
業績発表も終わり、新たな材料がないなか、突き抜けるには力不足です
なんでしょうね。

この20600円ラインが上のポイントとなっていて、ここを突き抜けることが
できれば目指すのは2000年3月の高値である20800円ラインです。

それも超えると1996年の高値である22000円ラインを目指すこととなります。

雇用統計待ちになっているのでしょうかね。
だとしたら、今日明日は大きく動かずに、明日の雇用統計後、来週上下いずれか
へどっと動き出す。

市場全体がつま先立ちとなっている今のようなときに、なんちゃらショックが
起きたら、すごい下落になりそうです。

上海もそろそろ動くのではないかなどと、不埒なことを考えています。

一ヶ月単位で行っているオプショントレードですが、ヘッジで入れておいた
225mini先物のロングを今朝外して、下に強い形に組み替えたことは内緒です。笑

でも、こうやって予想したことはだいたいはずれるので、期待していません。
どっちかというと、自分のポジションに一番まずい状況を想定して、そうなったときに
どうするかを事前に決めておき、そうなったら迷わず実行できるようにしておく方が
ずっと有益ですね。


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上海株バブル弾ける? [トレーダー]


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上海総合指数が下げましたね!

最近の中国の経済指標が悪化している中で、上海株がバブルであることは明白です。
ただ、いつ弾けるのかとなると、その時期を事前に予想するのは非常に困難です。

テクニカル的には、前回2007年10月の6124ポイント付近を節目と想定するのが
素直な見方の一つでしょうが、ファンダメンタル的に前回とかなり異なっており、
さすがにそれはないだろうというのが、わたしの見方です。

そのあたりについて以下具体的に述べます。


前回2007年にも、「上海株バブルはいつ弾けるか」はよく議論されていました。
チャートを見ていただけばわかるように、このときの上昇もたいへんなものです。

上海_日足.PNG
上海総合株価指数 日足です。

上海_月足.PNG
上海総合株価指数 月足です。

この時期、賃金上昇等により、中国はそれまでの労働集約型産業構造では、いずれ
たちいかなくなることがはっきりしてきました。
産業構造の転換が計画されました。

しかし、四川大地震や北京オリンピック直後の2008年9月のリーマンショックに
より、中国は大型の景気対策を打たざるを得なくなりました。

本来ならば、「労働集約型産業からイノベーション型産業構造への転換」を図る
政策が必要であったのです。しかし、雇用を維持するためには、従来の「鉄鋼・
セメント等のインフラ型産業」を重用する以外になかったのです。

これが重要なポイントの一つです。

現在の習近平政権も、このときの景気刺激策で肥大化した「インフラ型産業」を
十分には削減できていません。今年話題になっているアジアインフラ投資銀行には
政治的経済的に相当大きな野望が秘められていますので、その全容について
簡単には書けません。
しかし、中国国外のインフラ投資を増やして、国内の過剰なインフラ型産業の
販売先を確保するには格好の仕組みであることは間違いありません。

さて、以上のように、構造転換が不十分なままに迎えた今回のバブルは、
前回よりはるかに危険な兆候を見せています。
以下、2007年と今年2015年を比較してみます。


1.GDP成長率と消費者物価上昇率
2007年
・GDP成長率(年間) +14.7%
消費者物価上昇率  +8.7% (2008年2月 対前年同月比)

2014年
・GDP成長率(年間) +7.4% 
消費者物価上昇率  +1.4% (2015年3月 対前年同月比)

2007年は北京オリンピックと上海万博を控えて、中国は高い経済成長率
継続していたが、2015年中国経済の減速は明白です。


2.金融政策
2007年
・バブルを警戒していたため、引き締め気味

2014年後半~
・中国人民銀行は2回の利下げと2回の預金準備率引き下げを実施し、 
 明らかに金融緩和の政策が行われている。


3.株式市場と不動産市場
2007年
・株価の上昇と不動産市場の上昇が同時に起きていました。
 そして、ほぼ同時に調整局面に入りました。

2015年
不動産市場が低迷する中、株価が上昇しています。
 不動産市場では利益を出しにくくなったため、不動産市場に流れていた資金が
 株に流れるようになったので、株価の一層の上昇を促進しています。

4.外貨準備高
2007年
・北京オリンピックや上海万博を控えて、外国から投機資金
(ホットマネー)が流入するとともに、輸出増により外貨準備高が
 急速に積み上がり続けていました。

2015年
・諸外国からの中国への投資資金は引き上げられつつあり、資金流出超
 となりました。輸出の不振もあり、外貨準備は減少傾向にあります。
 中国の保有するアメリカ国債も減少傾向にあり、2015年2月には
 日本に抜かれて世界2位となりました。


以上のような特徴があります。
いかがでしょうか。

こうした違いを考慮すると、上海株が下落局面に入ったときの
中国経済に対する影響は、前回に比べてとてつもなく大きなものに
なると予想されます。

前回は経済全体が拡大を続けていて、外国からの資金流入も大きかった
ことから、上海株の下落は他の部門で吸収されやすかったのですが、
現在ではほとんどすべての経済分野が低迷しており、この状態で上海株が
下落局面に入ったとき、その負担を吸収できる分野が中国経済にないのです。

前回に比べて、ハードランディングする危険性は相当高くなっていると
言わざるを得ません。



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まともな投資顧問 [トレーダー]


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トレードをやっている人ならば、ネット上には投資顧問会社があふれているのは
ご存じだと思います。

個人的な興味で、それらの投資顧問会社を試しています。
どの程度その存在意義があるのか、知りたいためです。
相当意地の悪い目で見ています。笑

昔、初心者トレーダーの頃、簡単に信じてお金をつぎ込んで、痛い思いを味わった
ので、その意趣返しという意味もあります。
ですから、お試し期間を利用して、現金は使わずにそのシグナルのみを記録して、
分析ばかりやっていました。

しかし、今回、久しぶりに、リアルマネーで試してみたくなって、やってみた結果です。
意外なくらい手堅い成績が出たので、それを書きます。

最初に書いておきますが、宣伝ではありません。
仮に、だれかが契約したとしても、わたしには何のメリットもありません。
その証拠に、リンク先を載せておくと、足跡が残ってしまいますので、
書きません。興味がある方は、検索ワードだけ記しておきますので、勝手に
ググってください。


さて、本題に入ります。

kabu.com の履歴をそのままコピーしました。

uchida.png

最初の頃の成績はよくありません。
チャートにそのエントリーポイントや、イグジットポイントを探して書き込んでみると、
利食いを引っ張りすぎたりして、せっかくプラスにできたところをむざむざロスカットに
していたりして、もったいないことをしていました。

しかし、あとはかなりいい感じです。
uchida_soneki.png
それがあって、わたしも最近はmini 4枚でやっています。
(今日現在で、約35万円の利益になっています。)

以下、実際にわたしがリアルマネーでやってみた結果です。

1.期間 : 2015年 1月19日 ~ 5月15日

2.日経平均先物mini

3.枚数 : 1枚から4枚

4.勝ったときの平均的なサイズ : 17055円
5.負けたときの平均的なサイズ : 16984円
  ※ 投入している枚数が変化しているので、この数値に意味を見いだすのは無理です。
    しかし、勝ったときと負けたときのサイズにほとんど違いがないことは読み取れます。
    つまり、リスクリワードはほぼ1:1でありながら、勝率がランダムよりもやや高い。
    トレードをやっている人ならば理解できると思いますが、ごくシンプルで再現性の高い
    優位性を利用していることがわかります。

    地味なトレードです。
    これを使って、大金持ちになるのは無理でしょう。
    しかし、手堅くお小遣い程度を稼ぐのであれば、悪くありません。

    これを扱っているアスキットという会社は、毀誉褒貶さまざまです。
    以前の担当者は、gohanさんという方だったようです。
    今は、内田さんという方がやっているとのこと。
    必要があって電話で話したことがありますが、そのとき、「退職金の運用を
    任せてもらえるようなトレードでやっていきます。」と言っていました。

    上記の履歴をチャートに書き込んでみるとわかりますが、かなり慎重なトレードです。

    PCを起動したまま、PCに全部やらせる自動売買ではなく、この担当者の裁量トレード
    でおこなうとのことでした。

    この4ヶ月の成績から推測すると、口座に60万円ほどを証拠金として入れておけば、
    mini4枚ほどでトレードを行い、年間約100万円ほどの利益を出す。
    税金が、20万円。
    この会社に支払う費用として、年間約6万円。
    成功報酬が24%なので、約24万円。

    すると、半分が税金・費用として消えるので、ざっくり利益は半分。
    つまり、50万円が残る。
    年利80%・・・・ 
   
    なかなか悪くない成績です。

    どこまで期待に応えてくれるのか。



    「賢者のトレード、  内田秀雄」 こんなキーワードで検索すると、出てきます。
    
    現在、お試しの人を入れて20名に届かないとのこと。 笑
    皮肉なものです。ちゃんとやっていても、お客さんがつくわけではない。
    久しぶりにまともな投資顧問だと思いました。
    
    原因はなんとなくわかりました。
    アスキットという会社の過去の悪評がついているせいなのでしょうね。
    検索してもらうとわかりますが、過去のサービスはかなりたたかれています。
    

    しかし、このサービスは立派です。
    わたしは、当分、mini 4枚でやってみようと思っています。
    自分自身のトレードで稼げますが、どうしても資金を遊ばせてしまうことが多いので、
    手数料を支払ってもプラスでまわせるならば、十分です。

    今後も、この好成績を継続できるのかどうか。
    この1点に興味を持っています。
    
    よくても悪くても、定期的に結果を載せます。
    悪化してしまって、契約を継続しなくなったときには、その旨を書きます。


※ 8枚、10枚というのは、わたし自身が必要があってやったトレードで、
  この投資顧問のトレードではありません。

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規律 [トレーダー]


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四月分のトレード結果は、FX、オプションを取り混ぜて、
約+65万円でした。

大きい損失も出したが、それを上回る利益も出しました。

結局、自分のルールで淡々とトレードをするだけです。
観点としては次の3点ですが、重要なポイントは、大きなロットでも、小さなロットの時と
同じ気持ちでやれるかどうかです。


1.優位性のあるルールを決める

2.ルール通りに自然にやれる規律
  「守ろう」という意識があるうちは、不十分で、
   何も考えずに自然にやれるようになったら、それが規律だということ。

3.小さなロットでやれたように、大きなロットでも、2と同じように
  何も意識せずに自然にやれる。
  これがつまり、ロットに関する規律であること。

これらの3点が達成できれば、あとは、ただ繰り返すだけ。

単純な仕組みですが、知っているのと実際にやれるというのはまったく異なります。
特に、意識しないで自然にやれるかどうかというところが一番重要な部分です。

意識した時点で自然でなくなり、いろいろな邪念が混じってきてしまいます。

こうした邪念はすべて自分の判断・行動に関する信頼感が不十分なところから
生まれます。

では、十分な信頼感はどこから生まれるか。

データを自分自身の手で丹念に計算したり、考察したりして、どのようにしても
トータルではプラスにならざるを得ないという事実に納得することにしかない。

これって、お金は全くかからない。

情報教材にいくらお金を費やしても勝てるようにならない根拠です。

その教材に価値があるかどうかではなく、自分自身の問題なのでしょうね。

恥ずかしいことですが、わたしもずいぶんと無駄なお金を使いました。
その教材が悪いのではなく、それを購入することで効率的に稼げるようになるはずだ
と浅はかな計算をした自分に問題がありました。

あきれるくらいシンプルなルールで勝てるようになります。

といっても、実際にそれを自分でやってみようというやつが100人のうち1人か2人しか
いないから、成功する人間が少ないわけで、考えてみればありがたいこと、なんて
言ったらすごくブラックですね~ ( ̄∇ ̄)

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海図としてのチャート [トレーダー]


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友人から、トレードについて質問を受けたので、書いたものです。

お役に立つかもしれないので、載せます。

-----------------------------------------------------------------------------

自分の場合、デイトレで利益が出るようになったのは、ひどく時間がかかってか
らのことでした。具体的には、トレードプランを作成するようになってからです。

その原因を考えてみると、ローソク足のピョコピョコ動くのを見ていると、
つい心が揺らいでしまって、判断が右往左往してしまったことがあげられます。

スーパーマーケットのレジに並んでいるときに、流れの速そうな列に移動したく
なりますよね。
レジ待ちならば問題ないのですが、あれをトレードでやると重要なルール違反を
してしまいがちでした。

ローソク足の先端の動きから、先行きを予想したくなるのです。
ひどいことになりました。苦笑

チャートをまさに海図として見ることが重要でした。

レートとは、サポ/レジとサポ/レジの間を、動いている。
この水平線を抜ければ、次の水平線を目指し、抜けなければ戻る。

要は、その時の長期足の方向を理解して、そして、短時間足で同方向の水平線を
抜けた時が、エントリーの機会なのだ。

リアルトレードでは、もっと複雑になりますが、単純化するとこういう考え方で
した。

となると、レジ待ちで考えると、本来、レジ間の移動に注意を払うよりも、むし
ろレジ待ち行列が生じやすい時間帯をさけるのが根本的な優位性であり、目前の
動きからわずかな優位性をねらうのはあまり意味のない努力ということになりま
す。

データをもとに、事前に優位性の高いプランを作成できるのですから、最初から
そうすべきだったんですよね。

しかし、デイトレだと、ついローソク足の先端の動きから、利益を狙いたくなっ
てしまうのですよね。
「ちょっとぐらいだったら、取れるんじゃあないか・・・」
悪魔のささやきです。笑

この誘惑をはねのけられるようになってから、やっと利益が出るようになりました。
短い足には、恐ろしい魔力がありますね。

端的に言ってしまうならば、ローソク足の先端の動きは無視して、海図として
大きく見る方に傾注してしまってよいのではないか思います。
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トレードプラン [トレーダー]


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ところで、トレードプランはあらかじめ作成しているでしょうか?

シナリオともいいます。

値動きがこうなったら、エントリーする。
こうなったら、ロスカットする。
こうなったら、利食いする。

エントリーから、イグジットまでの一連の行動を具体的に決めておきます。

わたしの知り合いのトレーダーで、稼いでいる連中はみんな「具体的に」決めています。
例外はありません。
きわめて具体的です。

稼いでいないトレーダーにはそれぞれ原因がありますが、ほぼ共通しているのは
トレードプランを作成していなかったり、作成しても義務的に作っているので
更新していなかったり、活用もしていなかったり、です。

では、なぜそうなってしまうのか。

よくよくその様子を見ていくと、1つはトレードの時間軸が原因に挙げられます。
執行時間足が短いのです。

15分足ぐらいはまだいい方で、5分足や1分足を使っている人が多いです。

短い時間足にノイズが多くなりがちなのはご存じだと思います。
難しくなる原因の一つです。

しかし、見逃せないのが、トレードプランを作成する時間的余裕がないことです。

ほとんどリアルタイムで判断して、行動しないと間に合いません。
短時間足でも、熟練している人を見ると、自分のエントリーパターンが定まっていて、
その動きになったらほとんど自動的に行動できています。

「トレードプランの作成 → 判断 → 行動」

という一連の流れが自動化されて、身体に落とし込まれています。


しかし、稼げていない人はそれができていません。


ちなみに、私も基本的には長い足の方が安心してやれます。
やはり、トレードプランをじっくりと考える余裕があるのは大違いです。

その意味で、225オプションは好きです。
基本的に一ヶ月の枠のなかで、先々の動きを複数想定して、それらの
一つ一つに対応するシナリオを準備して、動きが出たら決められた行動を
行う。

迷いもなく、しかも、利益も損失もあらかじめほとんど想定できる。

リスクをどこに押し込んでいるかで、損失に関しては少々デリケートに
扱わなければなりませんが、利益は最大でもどれくらいまでしか望めない
のかがわかっているので、欲をかきようがなく、冷めた気持ちで
利食いできます。

もし、現在利益が継続的に出ていないとしたら、余裕をもって
トレードプランを作成・更新できる時間足を探して、計画したトレードだけを
執行することにするだけで、かなりの人たちがトータルでプラスを達成
できるはずです。






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確率的な事象 (補足) [トレーダー]


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補足です。

>これは、負けトレードが実際には手法とは無関係な、ポジポジ病による結果であることも
>無残にもさらけ出しました。 苦笑

もちろん、負けトレードがすべて手法を逸脱したトレードだけだったわけではありません。
むしろ、手法通りにやって、確率的な事象として負けただけの場合の方が圧倒的に
多いです。

しかし、ここに人間特有の問題が潜んでいます。

すべてのトレード結果に、勝ったならば勝てた原因、負けたならば負けた原因を特定したく
なるのです。

おそらく人間の脳の特性に関わる現象ではないかと思われます。
すべてについて、「自分は理解できる、認識できる」という状態を保ちたいのです。

そのために、無理矢理にでもチャートパターンの解釈を行うようになって、

「ここで三角持ち合いから下放れをする際に、いったん上に突き抜けている。
結果的にだましであったが、だましになりやすいパターンを突き詰めて分析してみよう」

というような分析を熱心な人はやりがちです。
しかし、これは袋小路におちいる危険と背中合わせの挑戦だということをわきまえていないと
迷いの森から出られなくなります。

値動きの結果は確率的な事象であることを理解した上で、採取したチャートを分析する
ことはきわめて重要です。要は、やり方次第です。

やっているうちに、この切り分けはだんだんわかってきます。
こればかりは概念として理解できただけではまったく役に立ちません。

「事件は現場で起きている」というやつですね。 笑

手法はここまで突き詰めてこそ有効に活用できます。
手法自体よりも、それを運用するスキルが重要だと考えるのも、こうしたことが背景にあります。


ビジョナリ・カンパニーの第4巻に参考になる記述があります。
この巻では、「自分の意志で偉大になる」ということで、第2章で「10X型リーダー」について
書かれています。

「狂信的規律」という概念のもとに、
1.行動の一貫性
2.実証的創造力
3.建設的パラノイア
4.レベル5野心
の4項目が述べられています。

2が該当します。

相場は複雑系の現象です。
できあいの手法を単純にあてはめて、継続的に勝ち続けられるほど甘くありません。
自らじかに観察して、実験を重ね、具体的事実と向かい合う必要があります。

優位性のある手法を適切に用いて、想定通り勝つときと、適切に用いているにも
かかわらず負ける場合があることを、データとして採取することが、確率的事象と
して、自分の脳に納得させる一つの方法だと考えています。

確率的事象という認識を持ち、現実の相場に寄り添う。
しかし、値動きに振り回されずに、一貫して優位性のある手法を実践する。

やりがいのある仕事です。

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【重要】システムトレードから裁量トレードへ [トレーダー]


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そこで、私は、トレードごとのチャートを比較検討することにしました。

同じようにやっていて、なぜこれほどに異なる結果が出るのか。


結果から言うと、

1.単一時間足で同じに見えても、他の時間軸では条件が全く異なっていた。

2.RSI,ストキャスティクス等のテクニカル指標では同じであっても、別の条件では
  異なっていた。



1です。

同じ場面を複数時間軸で見たときに、違うものが見えてきました。
同じように、三角持ち合いの上放れのように見えて、実は別の動きであったことが
わかる場面がいくつも見つかりました。

チャートはだまし絵のようなものです。単一チャートで上に行くと見えたものが、実は
下へ行くための反動をつけるためのだましの上昇であったとわかりました。

複数時間足でチャートを見る意味がやっと分かったときでした。
ここから、複数時間足のチャートを読み解く観点の探求が始まりました。
記念すべき瞬間でした。


2も重要な点です。

テクニカル指標では同じようにエントリーサインではあっても、状況は相当違っています。
子細にチャートを眺めると、それらのチャートを仲間分けする観点に気づきました。
もちろん、何度も試行錯誤を繰り返しました。

そうこうするうちに、エントリーシグナルが出たチャートをいくつかのグループに分類
できました。

それらについて、自分なりに名称を付けました。
ただし、このグループ名が固定されるのではないということです。
エクセルで並べ替えをするときに、「キー」を設定します。
それと同じで、どのキーを優先して並べ替えをするのかと同じです。

こればかりは、実際にやってみないとその重要性はわかりません。

動物園の飼育係が、サル山のサルの顔を一頭一頭区別できるのと同じです。
ほとんど同じように見える三角持ち合いの上放れについて、それらのチャートを
仲間分けできるようになってきたとき、不思議な喜びを味わっていました。

そのチャートを形成する市場参加者たちの、欲望と恐怖のうごめきが軌跡を
描いていること。

まったく同じチャートが存在しないのは当然としても、ヒトの欲望と恐怖のうごめきは
原理的に変わっていないこと。

したがって、綱引き状態で均衡が取れている状況があったとしても、やがていずれかの
方向へ動き出すこと。


それらの予兆が自分の基準を満たしたら、エントリーすればよいこと。
違ったら、切ればよいこと。
妥当であったら、伸ばすべきところまで伸ばして利確すること。

過去のチャートにおいてプラスの期待値になっていたら、おなじことをやっていれば
ほぼ似たような期待値に収束すること。

だったら、あとは繰り返すだけでよいこと。



これらのことがわかってきました。

と、なると、・・・・・・・・ あれ、システムトレードよりも、自分自身の目で綿密に
データ分析をした裁量トレードをそのままやればいいってことじゃない!
(2016/12/30 注 文末)


結論

サル山のサルの顔を区別できるくらいに、エントリー場面、イグジット場面のチャートを
たくさん集めて、分析・分類・考察・仮説構築をする。

過去のデータに基づいて、期待値がプラスの手法を「個別データ」に基づいてつくったら、
それを大数の法則が機能するほどに繰り返す。
「個別データ」に基づいて、という部分が私にとっては重要でした。
だれかが、「この手法は優れている」と言っていても、そのまま鵜呑みにはできませんでした。
自分の手で実際にどのような経過をたどるのかを、数値で確かめる必要がありました。

これは、負けトレードが実際には手法とは無関係な、ポジポジ病による結果であることも
無残にもさらけ出しました。 苦笑

過去データに裏打ちされた期待値の高い手法でなく、その場その場の思いつきトレードが
継続的に勝てるわけありません。しかも、酒を飲んだ後に、冷静でない精神状態で
やったりしていたのですから、バカです。


ここしばらく三角持ち合いのトレードを載せていました。
もう、おわかりのように、今でも同じことをやっています。

1.複数シナリオの作成
2.どれかに該当したら、エントリー
3.予定通りのところで、利確かロスカット
4.チャートのキャプチャー
5.週末には、その週のトレードを分類・考察・書き込み・印刷
  気になったことがあったら、随時これらの印刷したチャートを床に並べて
  比較する。

わたしのトレードは言ってみれば、これだけです。
手法自体はごくありふれています。
稼げるようになって変わったところは、例えば同じ三角持ち合いのロングでも、それらの
データを100枚単位で持っていて、常に比較検討していることです。
(全部で、先日4000枚を超えました。)
手法自体よりも、個別場面のデータが頭に入っていて、エントリータイミング近辺の
ローソク足の動きをそらで紙に描けることです。

長くなりましたが、わたしのトレードの核心は以上です。



※ しかし、多くの状況において、値動きはランダムに動いているようです。
  つまり、参加者の感情が読み取れるところは、ごく少ないと感じています。
  また、自分の想定通りに動いたとしても、自分の想定した根拠との関係までは確かめる
  方法は知りません。別の理由であったとしても、想定通りに動きをしたならば、
  結果としては正しい判断だったとなってしまい、腑に落ちないものが残ります。

  しかし、それでもなお、自分の基準を持ち、トレードを行った方が、成績はよくなります。
  根拠が薄弱でありながら、それなしに行動するよりも、それを用いた方がましになる。
  だれか優秀なヒトが研究してくれると面白そうな何かが見つかる気がします。
  しかし、わたしがこのあたりに深入りすると、どうにもならなくなりますので、課題を
  認識している、だけにとどめます。




2016.12.30 注

でも、これって、裁量トレードでなく、システムトレードでもいいってことですよね。笑
無理にどちらかを上位に置く必要はなさそうです。

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システムトレード 3 [トレーダー]


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しばらく前になりますが、こんなところで尻切れトンボになっていました。


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>3.連勝と連敗が続きやすく、むらが大きい。

>これはやっかいでした。
>システムトレードの本来持っている強みと弱点に直結しているためです。


-----------------------------------------------------------------------------------

システムトレードは、ある「具体的に」定まったルール通りに、淡々と
トレードを繰り返します。

トレードとしては、ある意味でまさに理想的な態度です。

しかし、諸刃の剣でもあります。

2つあります。


1.「具体的」の意味

おおむね、RSIであるとか、ストキャスティクスとか、移動平均線の並び具合
などのテクニカル指標を使います。

これらの指標が機能する時期と機能しにくくなる時期があります。
ニール・ジョンソンの「複雑で単純な世界」でいわれるところの、
「秩序ポケット」という概念です。

したがって、単一のシステムを使い続ける限り、機能する間はよい成績を
享受できるが、機能しなくなったときにはドローダウンを喫することになります。

複数のシステムを切り替えることで、ドローダウンを小さくできます。

しかし、複数の優秀なシステムを持つこと自体もたいへんですが、切り替える
ノウハウはきわめて難しかったです。

優秀な部下を複数配下に持つことがむずかしく、さらに、業務によって彼ら彼女らに
もっとも適切な業務を割り振ることがむずかしいのと同じといっていいかもしれません。

儲かる手法さえ入手できれば解決できるほど、甘いものではありませんでした。

優秀な社員を多数抱えながら、傾いていく企業と同じです。




2.使用する人間の心理的負担

1で述べたように、機能するときはいいとして、機能しなくなったときに、はたして
それが一時的なものなのか、それともそのロジック自体に欠陥があって、
過去データによって検証していたときに気づかなかったのか、疑念が生じて
きます。

複数ロジックを使い分けていても、それらが補完し合うとは限りません。
切り替えたらさらに悪くなったとか、同時並行して使用したら、ただ単に負けが
増えただけとか、減り続ける口座残高を見ていると、継続できなくなりがちです。

そして、怖くなって、やめてしまう。
しかし、あとから振り返ると、「続けていたら、トータルでは勝てたのに・・・・」
なんてことが頻発します。

疑心暗鬼が頂点に達すると、エントリー恐怖症になります。





なぜ同じような条件下で、ある時期には勝ち続け、別の時期には負け続けるのか。
もっとよく見てみよう。

ここから、次のステップが始まりました。



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システムトレード 2 [トレーダー]


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「わたしのシステムトレード 2」  トレードの根幹をなす思考法 16

手法探しの旅を続けるうちに気づいたことです。

しっかりと構成された優秀なロジックに限れば、システムトレードが
非常に安定して利益をもたらして来てくれることは疑いようがないのです。
”優秀なロジック” という条件が重要ですが、今は深入りしません。

1.検証期間ではよい成績なのに、リアルトレードでは連敗を繰り返す。
2.検証期間終了後も、しばらくはよい成績なのに、突然負けだして、それまでの
  勝ち分を吐き出す。

この2つの原因は、主にロジックにありました。
過去データに最適化しすぎてしまったがために、特定の条件でないと機能しない
ロジックになっていたわけです。初心者がちょっといじったくらいで稼げるのならば、
世界中に貧乏人はいなくなってしまうわけで、甘かったと言われても当然でした。



4.繰り返していっても、口座残高は減らない代わりに増えもしない。
  手数料分ぐらい減り続ける。
5.めったにトレード機会がない。

これらは、負けが怖くて、なるべく負けないように勝率重視でつくっていったときの
弊害でした。
小さく勝って、たまに負けるときに大きく負けたり、小さく勝って小さく負けるを
繰り返したり、確実な機会を待ち続けるだけのシステムです。
(1年に2回しかなかったりしました。 笑 )



以上の4つは、比較的簡単に解消したのですが、

3.連勝と連敗が続きやすく、むらが大きい。

これはやっかいでした。
システムトレードの本来持っている強みと弱点に直結しているためです。

次回に述べます。

  
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