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再現性 [トレーダー]
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興味深い記事を見つけました。
日経電子版からの引用です。
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プロ野球で教わった「今を懸命に」 戦力外からの転身
学び×乗り越える力(1)元プロ野球選手の高森勇旗さん
どう頑張ってもあがいても、うまくいかないことがあります。残念ながら現実は時に非情ですが、それは諦めていい理由にはなりませんよね。大事なことは、それがどんな状況でも得られるものは必ずあるということ。私の場合、プロ野球の舞台がそれを学ばせてくれました。
■プロのレベル、絶望的に高く
2006年、私は高校生ドラフト4位指名で横浜ベイスターズ(現DeNA)に入団しました。夢も希望もいっぱいで臨んだプロ野球でしたが、そのレベルは絶望的に高かった。
全くついていけない私に、恩師の高木由一コーチは問いかけました。「お前はこの世界で食っていく気はあるのか? これが仕事だっていうことがどういうことかわかっているのか? お前にその覚悟は、あるのか?」
■「我がものと 思えば軽し 笠の雪」
それからマンツーマンでの特訓が始まりました。2軍の試合に同行せず、練習場でコーチ3人がついての今思えばなんとも贅沢(ぜいたく)な猛特訓。毎日、手の皮がボロボロになるまでバットを振り込みます。血と汗でバットが握れなくてもテーピングで手をバットに縛り付けてまで、やめさせてもらえませんでした。
これがあすもあさってもその先も、ずっと続いていく――。辛い、苦しいと嘆いても、返ってくるのは「我がものと 思えば軽し 笠の雪」という19歳の若者には理解不能の一句。「お前はまだプロ野球選手じゃないんだから」と言われ続け、3カ月がたちました。
すると夏ごろから明らかな変化が表れました。プロとアマチュアを分けるものの一つに「再現性」があります。高いパフォーマンスが長く続く。一流選手の打撃練習を観察すると、打球はほとんど同じところに飛びます。スイングに少しのブレもない証拠ですね。私の打球も猛練習の3カ月で見違えるように安定してきました。
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記事はまだ続くのですが、注目すべきはこの「再現性」です。
トレーダーもまったく同様です。
特に、負け方の再現性です。
「一流選手の打撃練習を観察すると、打球はほとんど同じところに飛びます。」
トレードが安定してくるというのは、具体的に言うと、負け方が安定してくる
ことです。
今回は負ける、というのが事前にわかってきます。
そのときに悪あがきはしないで、負けるべき負け方に淡々と取り組めるようになる。
おそらく、ここが相場で食っていける専業トレーダーの本質ではなかろうかと
思うのです。
負け方の「再現性」です。
どんなものでしょうかね?