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渡航制限解除 [日記・雑感]


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ウィーンの自宅に戻れないまま、心ならずも日本滞在が続いています。

現在、世界中に広がっている渡航制限解除の決め手は、やはり感染緩和です。

発展途上国は悪化しています。特に南米はひどいです。
ただ、ヨーロッパや東アジア、東南アジアは落ち着きつつあります。

感染が皆無になるまで渡航制限解除を待つのは、経済を考えたとき現実的では
ありませんので、段階的解除を計画するタイミングになったと言っていいでしょう。

そうなると、いよいよ政治的判断です。絶対的安全などあり得ませんから、感染
と経済を天秤にかける判断です。

このとき重要なのは、外交関係です。

一般に、外交関係は相互的互恵関係が基本です。

どちらかが一方的に渡航制限を解除することはありません。
解除されるとしたら、ほぼ同時期にされるはずです。

日本政府の方針をうかがえるNEWSが伝えられました。
長いですが、わかりやすいのでそのまま引用します。

NHKNEWSです。2020年6月11日 20時42分
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入国制限緩和 1日最大250人程度で調整 ビジネス関係者ら 政府

外国人の入国制限をめぐって、政府は、タイやベトナムなど4か国を対象に、1日に最大で250人程度のビジネス関係者などの入国をこの夏にも認める方向で調整を進めています。

新型コロナウイルス対策で日本では外国人の入国が制限されていますが、タイ、ベトナム、オーストラリア、ニュージーランドの4か国とは、感染状況などを考慮して制限の緩和に向けて協議が進められています。

政府は、日本国内のPCR検査の受け入れ態勢などを踏まえ、この夏にも、月に7500人程度、1日に最大で250人程度のビジネス関係者などの入国を認める方向で調整を進めています。

また、国内での感染拡大を防ぐため、入国する人には日本を訪問する前のPCR検査での陰性を証明することを求め、入国時にも空港で検査を行う方向です。

さらに、日本国内での訪問先など滞在中の計画を提出すれば、入国後2週間の待機措置を免除する案も検討されているということです。

一方、往来が可能になった各国を訪れる日本のビジネス関係者もPCR検査での陰性の証明が求められる見通しで、政府は、出国する日本人を検査する機関の設置も検討しています。

ただ、これまでの協議で、オーストラリアとニュージーランドからは、日本人の早期の受け入れに慎重な意見も出されているということで、政府は、引き続き調整を進める方針です。

タイの感染状況
タイでは、これまでに3125人の感染が確認され、58人が亡くなっていますが、1日当たりの新たな感染者は、このところ、ほぼ1ケタにとどまっていて、いずれも海外から帰国した人たちとなっています。

タイ政府は段階的に経済活動の制限を緩和していますが、外国人の入国については外交官など一部に認めているのみで、国際線の旅客機の乗り入れも、今月末まで停止しています。

こうした状況を受けて、現地に進出している多くの日系企業では駐在員の赴任や出張ができなくなるなどビジネスにも影響が出ています。

バンコク日本人商工会議所が先月、会員企業を対象に実施したアンケート調査では、9割近くの企業が何らかの影響を受けていると回答しています。

タイは、トヨタ自動車やホンダといった日系の自動車メーカーや電機メーカーなどにとって、主要な生産拠点となっているうえ、近年では、ホテルや飲食などのサービス業も数多く進出し、日系企業の数は、5400社を超えています。

日本大使館やバンコク日本人商工会議所などでは、タイ政府に対し、ビジネス関係者などが優先して入国できるよう規制の緩和を働きかけています。
ベトナムの感染状況
ベトナムでは、これまでの感染者は332人で死者は1人も出ておらず、海外からの渡航者を除けば新たな感染はこの2か月近く、確認されていません。

このため、外出や経済活動の制限は4月中旬以降、順次緩和されています。

ベトナム政府は、現在も原則としてすべての外国人の入国を認めていませんが、専門家や高度な技能を備えた労働者など、一部の外国人の受け入れに向けて慎重に準備を進めています。
オーストラリアの感染状況
オーストラリアでは、これまでに7276人の感染が確認され、このうち102人が亡くなっています。

ただ、このところ、1日当たりの新たな感染者数は10人前後と感染の広がりは抑えられていて、各州では先月から外出や経済活動の制限が、順次緩和されています。

一方で、今も原則として外国人の入国と自国民や永住者の出国は禁止しています。

オーストラリア政府は、まずは隣国ニュージーランドとの往来の再開を検討していますが、めどはたっていません。
ニュージーランドの感染状況
ニュージーランドでは、感染者の数は疑いも含めて、これまでに1504人に上り、このうち22人が亡くなっています。

先月23日以降は新たな感染者は確認されておらず、また、現時点で治療が必要な人もいません。

ニュージーランド政府は、今月8日、国内のすべての制限措置を撤廃しましたが、原則として外国人の入国は禁止しています。

外国との往来の再開については、隣国オーストラリアでの制限の緩和がさらに進めば、両国間で可能にする方針を示しているほか、それ以外の国についても相手国の感染状況などを見極め慎重に検討するとしています。

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一方、EUです。
これは、ロイター配信のニュースです。

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EU域外からの渡航解禁検討、7月から段階的に=欧州委
6/12(金) 0:14配信

ロイター
欧州連合(EU)の執行機関である欧州委員会は11日、EU域外からの渡航を7月から段階的に解禁する必要があるとし、国別の対応策の一覧表を作成する方針を示した。

[ブリュッセル 11日 ロイター] - 欧州連合(EU)の執行機関である欧州委員会は11日、EU域外からの渡航を7月から段階的に解禁する必要があるとし、国別の対応策の一覧表を作成する方針を示した。

欧州委は解禁の条件として、新型コロナウイルスの感染状況がEU平均と同等に制御されていること、抑制策が実施されていること、EU域内からの渡航を受け入れる用意があることの3点を条件に解禁を決定すると表明。当初はアルバニア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、コソボ、モンテネグロ、セルビアなどの西バルカン諸国からの渡航が解禁される可能性があるとした。

ヨハンソン欧州委員(内務担当)は「解禁は段階的に行われる」とし、解禁される可能性のある他の国を挙げることを控えた。

欧州委はこのほか、国境検査なしで自由に往来できる「シェンゲン協定」加盟国が新型ウイルスの感染拡大抑制に向け導入した国境管理を今月15日までに解除するよう提言。ただEU域外からの不要不急の渡航の禁止は、今月30日まで延長するよう提言した。

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さらに、ドイツの方針です。

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独、欧州外の渡航制限を8月末まで延長へ=関係筋
6/10(水) 4:14配信

ロイター
[ベルリン 9日 ロイター] - ドイツ政府は新型コロナウイルス感染拡大抑制に向けた欧州外の国への渡航制限を8月31日まで延長することが9日、政府関係筋の話で明らかになった。

関係筋によると、延長は10日に定例閣議で決定される。ただ全般的な渡航警告について、感染拡大が収束しつつある一部の国に対しては早い段階で解除される可能性もあるとした。

欧州連合(EU)加盟国に加え、英国、アイスランド、ノルウェー、リヒテンシュタイン、スイスへの渡航制限は、大規模なロックダウン(都市封鎖)措置や入国禁止措置が導入されていない限り、15日以降解除される。

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日本・EUともに、第一弾の解除がはっきりしてきました。
わたしにとって日欧間の渡航制限が気になるのですが、双方のこれらの解除が
実現されて、大きな問題が発生しなかったときに、計画が発表されると
推測しています。

そうなると、9月あたりでしょうか・・・・・・・うーん・・・・・・・・

5月に戻るはずが夏も終わった後というのは、悲しいですが、
このまま感染しないまま過ごせるのなら、甘受すべき現実でしょうね。






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依存症 [日記・雑感]


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久しぶりの更新です。

個人的に多忙であったため、間隔が空いてしまいました。

さて、本題ですが、「上を向いてアルコール」という小田嶋隆さんの
本を読みました。

「元アル中」コラムニストの告白、と副題にあるように、小田島さんが
ご自身のアルコール依存症の体験を書いたものです。

かなりひどい症状になってから専門医の診察を受けるのですが、
そのときの医者の説明が印象的です。

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「アル中さんていうのは、旅行に行くのでも、テレビを観るのでも、
あるいは音楽を聴くのでも、全部酒ありきなんだ。」と。
だから、音楽を楽しんでいるつもりなのかもしれないけど、酒の肴として
音楽を享受している。そういうところを改めなくてはならないから、
これは、飲まないで聴く音楽の楽しみ方を自分で考えないといけないよ、
みたいなことを言われました・・・・・・

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わたしはアル中ではありませんが、酒を楽しむ一員としてギクッとしました。

旅行に行けば、昼間からビールを飲んでいます。
ギリシャやスペインの夏はカラッとしていて、実にうまいのです。

別に旅行に限らず、食事の際にワインが卓上にあるのは我が家の日常の
ありふれた景色です。夏ならば冷えた白ワインの喉ごしは楽しみですし、
冬は冬で、コクのある赤ワインの味わいは格別です。
食事には、まず、酒ありき、なんですよね・・・・

そして、カフェに入っても、コーヒーよりもビールかワインをつい
選んでしまう。
ここでも、酒ありき。笑

幸い、昼間から飲む習慣はないので、ひとまず連続飲酒の悪癖には
まだそまっていないだけ。
考えてみれば、実に危なっかしい生活です。

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先生の言うには、アルコールをやめるということは、たんに我慢し続けるとか
忍耐を一生続けるという話ではない。酒をやめるためには、酒に関わっていた
生活を意識的に組み替えること。それは決意とか忍耐の問題ではなくて、
生活のプランニングを一から組み替えるということで、それは知性のない
人間にはできない、と。

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これ、相当難しいです。
酒がないと、食事なんてあっという間に終わってしまいます。
食後のお茶の時間をどれだけとるかで変わるでしょうが、食事そのものだけで
測定したら、せいぜい20分から30分というところでしょう。

いろいろな予定が入っている昼間はともかく、酒を飲みながら肴代わりの
食事を楽しんで、そのうち眠くなったら横になるという日常を繰り返して
いた人間が、突然まっさらの空白の時間に素面で直面したら、持て余します。


しかし、今、ちょっとだけですが、密かに心に期すものがあります。
今のまま、夕食以降の時間を酒に費やすのではなく、もうちょっとましなものに
変えたいという気持ちになってきています。


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