SSブログ

依存症 [日記・雑感]


スポンサードリンク

久しぶりの更新です。

個人的に多忙であったため、間隔が空いてしまいました。

さて、本題ですが、「上を向いてアルコール」という小田嶋隆さんの
本を読みました。

「元アル中」コラムニストの告白、と副題にあるように、小田島さんが
ご自身のアルコール依存症の体験を書いたものです。

かなりひどい症状になってから専門医の診察を受けるのですが、
そのときの医者の説明が印象的です。

----------------------------

「アル中さんていうのは、旅行に行くのでも、テレビを観るのでも、
あるいは音楽を聴くのでも、全部酒ありきなんだ。」と。
だから、音楽を楽しんでいるつもりなのかもしれないけど、酒の肴として
音楽を享受している。そういうところを改めなくてはならないから、
これは、飲まないで聴く音楽の楽しみ方を自分で考えないといけないよ、
みたいなことを言われました・・・・・・

----------------------------

わたしはアル中ではありませんが、酒を楽しむ一員としてギクッとしました。

旅行に行けば、昼間からビールを飲んでいます。
ギリシャやスペインの夏はカラッとしていて、実にうまいのです。

別に旅行に限らず、食事の際にワインが卓上にあるのは我が家の日常の
ありふれた景色です。夏ならば冷えた白ワインの喉ごしは楽しみですし、
冬は冬で、コクのある赤ワインの味わいは格別です。
食事には、まず、酒ありき、なんですよね・・・・

そして、カフェに入っても、コーヒーよりもビールかワインをつい
選んでしまう。
ここでも、酒ありき。笑

幸い、昼間から飲む習慣はないので、ひとまず連続飲酒の悪癖には
まだそまっていないだけ。
考えてみれば、実に危なっかしい生活です。

------------------------------

先生の言うには、アルコールをやめるということは、たんに我慢し続けるとか
忍耐を一生続けるという話ではない。酒をやめるためには、酒に関わっていた
生活を意識的に組み替えること。それは決意とか忍耐の問題ではなくて、
生活のプランニングを一から組み替えるということで、それは知性のない
人間にはできない、と。

------------------------------

これ、相当難しいです。
酒がないと、食事なんてあっという間に終わってしまいます。
食後のお茶の時間をどれだけとるかで変わるでしょうが、食事そのものだけで
測定したら、せいぜい20分から30分というところでしょう。

いろいろな予定が入っている昼間はともかく、酒を飲みながら肴代わりの
食事を楽しんで、そのうち眠くなったら横になるという日常を繰り返して
いた人間が、突然まっさらの空白の時間に素面で直面したら、持て余します。


しかし、今、ちょっとだけですが、密かに心に期すものがあります。
今のまま、夕食以降の時間を酒に費やすのではなく、もうちょっとましなものに
変えたいという気持ちになってきています。


nice!(2) 
共通テーマ:マネー

nice! 2

Facebook コメント

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。