割の合わない仕事 [トレーダー]
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マーケットはゼロサムゲームだとよく言われます。
しかし、実際はさらに条件が悪いものです。
トレーダーのまず第一の仕事は、証券会社やFX業者に利益を貢ぐことにあります。
1回取引をするたびに、少なからぬ手数料を支払います。
その意味で、スキャルピングは相当手練れのトレーダーでない限り、利益を残すには
厳しい作業です。
利益が出れば出たで、税金がかかります。
こうして考えると、マーケットに入ってくるお金は、恒常的に業者や国に搾り取られて
いるわけです。
言ってみれば、穴の開いたプールに自分の資金を放り込んで、その後つぎ込んだ
資金以上のものをすくい取るゲームみたいなものです。
大半の参加者が手持ちの資金を使い果たして、退場するのも当然な場所です。
では、どうするか。
1.優位性の高い場面のみに、トレードを精選する。
鵜の目鷹の目で、他人からお金をもぎ取ろうとしている人たちが、簡単に
儲かる場面をお互いに提供するはずがありません。
データを精査して、そんな場面を具体的に見分けるスキルが重要です。
2.手数料負担を削減する。
現時点で儲かっていない人は、スキャルピングをやめるだけで、
ずいぶんと効果的です。
スキャルピングは、「時間あたりの資金効率がいい」とか、「帰宅後の
サラリーマンでも、十分にできます」とか、宣伝文句がありますが、
成功する人はほとんどいません。
せめて、数時間から半日、一日くらいをめどにしたデイトレぐらいまでが
いいところです。(利益に対する手数料の比率を計算すれば明白です。)
3.税金を削減する。
日本に居住する限り、無理ですよね~
税率の低い国に移住できるくらいになってからでないと、現実的な
選択肢にはなりません。残念です。
結論です。
長めの時間足で、場面を絞り込み、その分大きめの資金を投入する。
あとは、適した手法に関するスキルを磨く。
もっとも効率がいいのは、これです。
追記
日足トレードですが、期待したような成績が出ません。
見直しをしてから、出直したいと思います。
やはり、値動きをじかに見て、自分の裁量で行う方がはるかに
うまくいきます。
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