12月10日(火)のトレード [トレード結果]
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(時間の表記等は、すべてMT4の表記のままです。)
オーストラリアドル・米ドルのトレードです。
12月5日を底値として、現在やや上昇気味です。
12月6日には長いスパイクを出しています。時によりこうした突発的な動きをするので、少々のことで驚いていたら、とても手を出せません。しかし、それを逆手にとって、短時間で利益を出すことも可能なので、あとはタイミング次第です。
12月6日以降は、上限0.91213、下限0.90735のレンジ相場の動きとなっています。
ただ、12月10日のスパイクがやや下値を切り上げたため、右肩上がりのトレンドラインを引くことができます。
下落が一段落した後、短いレンジ、次に一つ上の段階のレンジと推移してきているので、トレンドラインに次に触れるあたりはチャンスとなります。
15分足の左の矢印でロングエントリーです。そして、直近高値の少し手前で指値でイグジットしました。
約32pipsの利益でした。
トレードの根幹をなす思考法 2 [トレーダー]
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前回、損大利小の心理およびそれをもたらす原理について書いた。
トレードを志す方ならば、すでにご存じの方も多いだろうと思う。
そして、実際にリアルトレードに手を出したならば、実感されているはずである。
さて、では、どうすればよいかである。
トレードの世界は宇宙空間と同じである。
われわれは地球上で暮らしており、同じ感覚・同じ装備で宇宙空間に飛び出すことはできない。
言うまでもなく、そんなことをすれば即死は間違いない。
宇宙飛行士を考えてもらいたい。
彼らは当然ながら宇宙服を着ている。
また、ロケット発射の際の衝撃に耐える訓練を行っている。
また、明確な目的意識、なんとしても達成しようという尋常ではない意欲も兼ね備えている。
人生を賭けてもいいくらいの熱意なしに、給料をもらうための一つの選択肢として宇宙飛行士になったというような話は、ついぞ聞いたことがない。
まちがっても、今やっている仕事の片手間に技術・知識を得て、宇宙に行けるはずなどない。
(近いうちに観光客でも行けそうな時代になるみたいだが、それはまた別の話である。)
では、トレードに関してはどうだろうか。
現在の職業で得ている収入以外に、「ちょろっと儲けられたらラッキー!」などと、軽く考えたりしないだろうか。
「自動売買で素人でもかんたん!」なんて、安直なあおり文句にわくわくしたりしなかっただろうか。
筆者はまちがいなく、その一人であった。 苦笑
今でもありありと思い出すが、情報商材を購入したときなど、「ああ、これで、毎月収入が増える!」とうれしさをかみしめながら、酒をあおると布団に入って爆睡したものだった。
・・・・・・・・そして、宣伝文句がなんの満足な結果をもたらさないばかりか、損失をもたらすだけの結果となったことを眺めて、立ちつくすばかりであった。
筆者の場合、こんなどうしようもないことをなんべんか繰り返すうちに、
(まったく、なかなか懲りなかったのである (*^^*ゞ )
7桁の損失を被るに及んで、目が覚めた。いや、冷めざるを得なかった。相当冷や汗をかいた。
そこからは、一切のリアルトレードをやめた。
(次回に続きます。)
トレードの根幹をなす思考法 1 [トレーダー]
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このブログを通して、自分の考えたこと、やっていることなどを記録していきたいと考えている。
今回から何回かに分けて、トレードの根幹をなす思考法について書こうと思う。
1.損大利小の心理
マーケットに参加しているトレーダーのうち、利益を上げているのは5%ほどではないかとよくいわれている。実際、知り合いのなかにもトレードを行っている者はたくさんいるが、それで生計を立てるどころか、そもそもトータルで利益になっている者はごく少数である。
自分自身もまた、まったく利益が上がらない時期が続いたので、この数字には納得できる。
その時期の特徴として、「上がりそう」で買いエントリー、「下がりそう」で売りエントリーを行っていた。
いわば、感情エントリーをやっていたのだから、うまくいかないのは当然である。
と、今では当然と言えるが、当時はそうではなかった。
プロスペクト理論を知って、初めて合点がいった。
プロスペクト理論とは、簡単にまとめると次のような内容である。
ア 不確実な状況のなかでの意思決定モデルである。
イ 選択の結果、利益や損失が決定される。
ウ 上記のような環境の中で、ヒトはどのような選択をするのか記述するモデルである。
重要なのは、最適解を求めるのではなく、ヒトは現実にはどのような選択を行いやすいのかをモデル化しようというものである。
ヒトの基本的な特性を表すものとして、よく引用されるのが次のモデルである。
(1) どちらを選びますか?
選択肢 A ・1000万円が無条件で手に入る。
選択肢 B ・コインを投げ、表が出たら2000万円が手に入るが、裏が出たら何も手に入らない。
(2) あなたは2000万円の負債を抱えているものとする。そのときに以下の選択肢が提示されたとする。
選択肢 A ・無条件で負債が1000万円減額され、負債総額が1000万になる。
選択肢 B ・コインを投げ、表が出たら負債が全額免除されるが、裏が出たらそのまま2000万円となる。
(1)は、どちらの期待値も1000万円であるが、一般的にはAを選択するヒトが多いとされている。
(2)も、いずれの期待値も-1000万円であるが、Bを選択するヒトが多いとされている。
注目すべきは、(1)でAを選択した者も大部分は、Bを選択するとデータにより実証されていることである。
この結果から分かることは、ヒトは目の前に利益を入手できるチャンスがあるときには、その利益を逸してしまうリスクはできるだけ回避したいということ、そして、損失を目の前にすると、損失の実現そのものを可能な限り回避したいという特性を持っているということである。
要するに、利益は小さくても早く手にしたいし、どうせ損失になりそうならば、それがチャラになる可能性に賭けてみたい。そんな特徴をヒトは持っているということである。
これが損大利小の原理となっている。
( 次回に続く )