ウィーン街歩き25 クレムスのお散歩 [旅行]
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あります。
先日、そちらへ行ってきました。
始発駅はフランツ・ヨーゼフ駅です。
別にこちらで乗らなくても、地下鉄の他の駅からでも乗れます。
ですが、昔の上野駅の13番線のような味わいがあります。
しかも、朝夕は別として、昼間の時間帯には利用客が少なく、さびれた感が
ほどよく想像力を刺激してくれます。(笑)
銀河鉄道999で、主人公がひっそりと乗り込んだあの日を追体験できます。
乗ったのはこの列車です。
中は普通の2階建て列車です。
自転車利用者のために、固定場所が準備されているのが特徴です。
ここが街のメインストリートです。
このカフェで昼食を取りました。
冬は閉店している店が多く、街は閑散としています。
もともと年金生活者のような高齢者が多いので、活気には乏しいようです。
メニューに「トースト」と書かれているものを注文しました。
要は、ホットサンドでした。「スペシャル」と銘打ってある方には、目玉焼きが
載っています。
普通のトーストが4.2ユーロ、目玉焼き付きが4.5ユーロだったような気がします。
手前のジャガイモのスープが3.3ユーロでした。
ウィーンを1時間ほど離れるだけでかなり割安になります。
旅行記の常では「すごくおいしかった!」と書くことが多いのですが、
ありていに言って普通でした。(笑)
ただ、チョコレートムースに関しては、かなりいい味です。(3.5ユーロ)
この店の特長というよりは、この国自体のチョコレート菓子の水準が
もともと高いことによる結果だと思われます。
円換算すると、最近のレートでは割高に感じられますが、現地の
生活感覚からすると、1ユーロ=100円程度です。
その意味では日本の地方都市と同じくらいかもしれません。
このメインストリートから丘に登ったあたりが、昔の市街が
残っている地域です。発展から取り残されたこと、保存しようという
運動、これらが相まって今のように保全されているようです。
有名な観光地ではないので観光客も少なく、さびれた昔の街を
自分たちだけで歩き回る楽しみが味わえます。
福永武彦さんの作品に、「廃市」という短編があります。
そちらでは水路の多い小さな街が舞台なのでやや異なりますが、
趣としてはほぼ同じです。
静まり返った死んだような街並みです。
【追記】
切符の購入ですが、普通に往復すると、二人で46ユーロです。
しかし、いわゆる「お出かけ切符」を購入すると、二人で34ユーロです。
これは自販機では販売されていません。
駅の窓口で買うことになります。
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