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ウィーン街歩き24 ウィーンでのお買い物 [旅行]


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先日、ネットの某所で次のような質問に返答したのですが、いろいろなことを
考えさせられましたので、そのあたりについて書きます。

【質問】
ウィーン内にあるデパート又は、ショッピングモールを教えて下さい。建物名と住所(お分かりでしたら最寄り駅)を教えて頂けると幸いです。甥っ子のお土産に子供服をと考えているのですが、オーストリアの子供服ブランドはありますでしょうか?(日本でいうミキハウスのような)

初めてのウィーンの為、他にお勧めのお店(レストランやカフェ・お土産を買うお店等)ありましたら、是非教えて下さい。


【返答】
ショッピングモールの紹介です。
市電のバーデン線に乗れば、1本で行けます。

最寄駅は、Vosendorf SCS です。(oにウムラウトがつきます。)
市内乗り放題チケットの区域を、一区間だけはみ出てしまいます。
したがって、その区間分だけの料金が発生しますので、そうした
チケットを利用する場合はご注意ください。

IKEAカードを所有していますと、これをIKEAが負担してくれるようで
支払う必要がなくなりますので、地元の人たちはみなそれを活用しています。

巨大なモールですので、多種多様なお店がたくさん入っています。
なかでも、Primarkはとりわけ大きいです。
価格が安いので、いつでも買い物客でにぎわっています。
当方には必要がないので特に意識していませんでしたが、家族連れが
多いところを見ると、子供服も多く扱っているだろうと思われます。

また、やや高額な商品を扱う店もありますので、ブランド物の子供服を
販売しているお店もあるかもしれません。

はたしてご希望に合うような店舗があるかどうかはわかりませんが、
市内からさほど遠くはありませんし、ZaraやIKEA等もあり、楽しめますから
もしお時間がありましたら、足を運んでみるだけのことはありそうです。


【追加質問】
オーストリアらしいお土産があれば教えて頂けると嬉しいです。食べ物・洋服・小物等問いません。


【返答】

先般のショッピングモールは非常に巨大ですから、くまなく歩こうと
すると、1日では難しいかと思われます。
しかし、洋服だけとかあるいは気になったお店だけを見るのであれば、
往復の移動時間を含めても半日もあれば十分かと思います。

地元の人たちがわざわざ市内から足を運ぶくらいですから、リーズナブルな
買い物ができます。(特に洋服)
しかし、ご旅行の限られた時間を費やすだけの余裕があるかどうかは、
日程を勘案してご判断いただくのがよいでしょうね。

オーストリアらしいお土産は、すでにみなさんが紹介されていますが、
そうしたものでもよろしいかと思います。
したがってここから先はあくまでもわたしの個人的な選択です。

モーツァルトチョコレートはあの独特な風味が苦手な人が多かったので、
オーストリアらしさはないのですが、最近はLindtの普通の板チョコを
選んでいます。こちらの方は誰からも好評なようです。
冬場はホワイトチョコレートでも大丈夫ですが、溶けやすいので、夏には
普通の黒いチョコにしています。

また、ザッハートルテもお土産の定番で、決して悪くはないのですが、
Gerstner Cafe Konditoreiのゲルストナー・トルテの方がやはり評判は
よかったです。いい意味でも悪い意味でも、よくできたチョコレートケーキ
です。つまり、オーストリア「らしさ」には欠けるかもしれません。
また、柔らかく日持ちがしませんので帰国後すぐに渡せる方限定です。
また、機内持ち込みにしなければ壊れてしまいますのでやや注意が必要です。
これも冬場限定です。

チーズもフランスほどではありませんが、かなりおいしいです。
堅めのチーズならば日本までも普通にだいじょうぶです。
(冬場ならば、柔らかいタイプも近親者用に持ち帰っています。)

ボディオイルも喜ばれました。
dmというドラッグストアブランドで販売されています。
箱には、

alverde
celllite kopper - ol
bio-zitrone
bio-rosmarin

と記載されているものです。この香りが一番いいようです。
どうやらセルライト対策用らしいです。
入浴後に自分でも常用しています。
日本円で数百円ですので、プレゼントにも適しています。

以上のように、渡した方たちの反応を見ているうちに、最近は
どうもオーストリアらしさとは関係の薄い品物を、わたしは
選んでいます。しかし、こういうものばかりになるとわざわざお土産に
する意味もなくなりますので、微妙ですよね。(笑)

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せっかくの旅行ですから、事前にいろいろ調べるのは当然ですよね。
限られた時間・予算をなるべくなら効率よく使いたいものです。

そこで問題になるのが、どこに価値を置くか、です。

お土産に関してならば、訪れた土地の特色が現れているものを選ぶのか、
もらった相手が喜びそうなものを選ぶのか、ざっくりいっても2つあります。

相手が喜びそうなものを選ぶのが間違いないのはわかりやすい選択です。
日本からヨーロッパの人にプレゼントするとき、あんこを用いた和菓子は
あまり好まれないことが多いです。煎餅についても同様です。
わたしたち日本人が洋菓子に慣れているせいか、菓子に関しては境界はないのでは
ないかとわたしは考えていたので、意外でした。

しかし、「モーツァルトチョコレート」という当地伝統のチョコを食べたとき、
わたしも違和感を感じました。はっきり言って、おいしくない、です。

したがって、こういうものをもらってもうれしくない。(笑)

だから、どうせなら、どこの土地にあるような味でも、自分の味覚に合うものが
ほしい。
言い換えれば、どこの土地にでもあるような味というのは、みんなの共感を
得やすいので広まったとも言えるし、伝播でなく同時発生的に生まれたとも言える
わけです。


しかし、です。

自分の乏しい経験を振り返ってみても、ブルーチーズとの出会いは衝撃的でした。
一口目は、あまりのまずさに我慢して飲み込んだのですが、あっという間にその
味わいが好きになってしまったのです。

こういう未知との出会いは、他人だけしかもたらしてくれません。
それも、わたしの好みなど無視して、「食ってみろ」とつっけんどんに突き出すような
乱暴な人だけです。
ですが、貴重なきっかけです。


単純な選択ではなく、いろいろな意味が含まれていますよね。

わたし個人としては、これに関してはあまり気にしなくなりました。(笑)
わたしが「よい!」「おいしい!」と思ったものを選びますが、その後は相手次第だと
思っています。
つまり、どう反応するかはわたしがコントロールできることではなく、相手に
ゆだねられた課題だからです。

どんな反応が返ってきても、それはそれでいいかな、とのんびり考えています。
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