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ウィーン街歩き 6 スーパーマーケット その2 [旅行]


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スーパーマーケットの続きです。

買い物の手順について、簡単にまとめてみます。
ひょっとすると、夏休みのお出かけの際に役立つかもしれません。


スーパーに入る時は、レジ側から入ってはいけません。
必ず、入り口がありますので、こちらから入って下さい。
ちょっと見ればすぐにわかります。
要するに、一方通行です。

カートは、コインを入れないと使用できないものが時々あります。
コインは、カート置き場に戻してから戻ります。
このあたりは日本と同じですね。

野菜、果物などは、一個単位・1パック単位で値段がついているものと
量り売りのものがあります。

必要なものを、必要な量だけ買えるので、量り売りは便利です。
たいていの場合は自分ですることになります。
次のような手順です。

1.ポリ袋が有りますので、購入したい野菜や果物を袋に入れます。

2.商品の棚には品物ごとに数字が書いてあります。数字を読んでください。
  この数字を覚えておきます。

3.売り場必ず「はかり」があります。

4.「はかり」には数字のキーボードが有ります。
  買い物をした物の数字をキーボードに打ち込みます。

5.品物を秤に乗せます。

6.ラベルが出てきます。それをポリ袋に貼ります。

これで、終わりです。慣れればどうってことのない作業です。


肉やハム・ソーセージ、チーズのコーナーでは、この作業は
店員がやってくれます。
ほしいだけの分量を言えば、合わせて切ってくれます。
しかし、日本に比べると、相当おおざっぱです。


レジに並んだら、前の人と同じことをやればいいです。



レジの台はベルトコンベアーになっています。

1.前の人の品物と、自分の品物との区別するために、文鎮みたいな区切り用のものが
  あります。まず最初に、これでで仕切りをします。

2.商品をベルトコンベアーの上に並べます。
  重いものから最初に並べるのがコツです。

  下の写真の店では、店員は立っています。これは珍しいです。
  よく見ると、青いバーも見えると思います。
IMG_3810_R.JPG

3.買い物袋を持ってきていない場合には、近くにレジ袋が置いてあります。
  レジ袋を品物の上に置いて下さい。有料です。店によって異なりますが、
  一度きりで使い捨てになるような安い袋と、何回か使えるちょっとは丈夫そうな
  ものがあります。当然、値段は異なります。
  どうでもいいことですが、ホームレスはこの袋に身の回りの品を詰め込んで
  います。日本から買い物袋を持って行けばすむことです。

4.レジの店員に、挨拶をします。
  ウィーンでは、「グリュスゴット」ですが、ほかの言葉でも相手には
  伝わるでしょう。彼らから先に言う場合がほとんどです。
  
5.レジの店員は、バーコードスキャナで値段を読み取り、すごい速度で坂を
  転がします。文字通り、転がします。(笑)
  私たち日本人がカルチャーショックを感じる部分です。
  なんと言っても、彼らは椅子に腰掛けているのです。
  立って作業しているお店は、ごく少数です。

IMG_4815_R.JPG

このローラーは、商品を手早くすべらすためです。

roller.PNG

6.購入した品物を、買い物袋に詰め込みます。
  重いものから流れてきますので、効率的です。
  店員は流すだけですので、すごく速いです。
  慣れているお客は素早いのですが、わたしには無理です。
  妻と一緒に行き、彼女にこの作業を担当してもらうのが
  わたしには向いています。(笑)
  わたしは、7を担当しています。

7.料金の支払いは、できるだけ小銭がいいです。
  大きなお金で支払う時は、おつりを必ず確認してください。
  たとえ時間がかかっても、その場でやるべきです。

  おつりのごまかしは、日常的なのです。

  しかし、もっともよいのは、カードでの支払いです。
  ICチップの入っているカードで、マスターカードやVISAカードという
  のも可能な場合が多いですが、便利なのは、「マネパカード」です。

  今回、これを使ってみました。

  非常に手数料部分が割安です。クレジットカードより優れています。
  操作も簡単で、カード読み取り機に挿入して、4桁のパスワードを
  打ち込むだけです。

  現金のやりとりがないので、おつりのごまかしに遭遇する危険がなくなります。
  これはたいへんなメリットです。


  
  長い間なじんでいるので、あまり感じなくなりましたが、あらためて考えると
  気になることがいろいろあります。

  おつりのごまかしは日常的であるということ。
  
  買い物の際に、レシートと一緒に商品を割引価格で購入できるクーポン券が
  一緒に印刷されて出てくることがあります。そのクーポン券は本来お客に
  渡すべきですが、自分でくすねてしまうこと。
  これも日常的です。(おそらく、店長も知っていそうな気がします。)

  ひどいときには、イチゴパックを吟味していた様子から、勝手に
  パックのイチゴを移動して、自分が購入しようとしたパックを増量したと
  因縁をつける店員もいること。(最近、当地の日本人が実際に経験したことです。)
  しかも、そのチェーンの苦情受け付け窓口に正式に抗議しても、一通の
  決まり文句の返信が返ってくるだけで、終わりになってしまうこと。

  
  慣れたとはいえ、スーパーマーケット店員のモラルには愕然とさせられる
  機会は日常的です。

  商品をローラーで転がそうが、別にかまいません。
  そして、商品の詰め込みが遅いときに、露骨にいやな顔をされるのも、
  まあ、がまんしましょう。
  (老人が大儀そうに行っていても、彼らはぼうっとあらぬ方向を眺めています。
   よくも悪くも、それは自分の仕事ではないというモラルに従っているのでしょうね。)

  しかし、おつりはきちんと渡しましょうよ!
  会社から、「クーポンは、お客さんに渡すものです。」と指示されているのならば、
  そうしましょうよ!
  お客に、因縁をつけるのはやめましょうよ!

  日本でも、スーパーやコンビニの店員についてはいろいろ言われていますが、
  おつりやお客に渡すべきものはきちんと渡すのですから、レベルが違います。
  
  
  最後に、重要なチェックが残っています。
  レシートをよく見てください。
  20%割引、50%割引等の商品を購入したときです。きちんと割引になっていますか。
  これらの商品はスキャナを通すときに、割引ボタンを押すことになっています。
  ところが、彼らはよく忘れます。店を出る前に申告しないと、いろいろ厄介になります。

  普通の店員は素直に認めます。
  すると、店長がやってきます。返金処置が必要な場合のやり方のようです。
  よく聞いていると、「俺がここの来るのは、これで3回目だ。ふーー」と嫌みを
  言っているときもあります。

  
  滅多にないことですが、逆ギレする店員もいます。
  落ち着いて、「あなたのボスと話したい。」と言ってください。
  非は相手にあるのですから、じっと待っていれば対応せざるを得ません。
  後ろの客たちも、こういう実情は承知していますから、ブーイングが起こる
  ことはありません。

  なめられちゃあ、いけません!
  とことん、やりあってやりましょう。
  多少言葉が不自由であっても、本気さと怒りは伝わります。
  
  そんなわけで、スーパーへ入るときには、やりあう覚悟もお忘れなく。(笑) 

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