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手法以前の問題 2 [学習方法]


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手法以前の問題の続きです。

もう一つの要因は、メンタル面にあります。

結論から言うならば、きちんとリスクを取れているのか、ということです。

「トレードをやっているならば、それはリスクを取っているではないか」という反論が
聞こえてきそうですが、果たしてそうでしょうか?

具体的にどうするのが、きちんとリスクを取れていることかまとめてみました。


1.事前にどこで利食うか、どこでロスカットするか決めてある。

2.1を受けて、リスクリワードが計算されていて、それが自分のルールに
適合している。

3.不用意に1や2を変更しないことが習慣となっている。

4.利食い幅とロスカット幅、特にロスカットになった未来を、心が完全に
受け入れている。
つまり、「ロスカットになっても、痛みを感じない」

特に大切なのは、4です。
人間ですから、勝てばうれしくて、負けて悔しいのは当然です。
しかし、その当然な態度が継続しているうちは、トレーダーとして一人前では
ありません。

よく考えてください。

ルールを作成したとき、それは連戦連勝を前提としていなかったはずです。
適切に運用しても、必ず負けたはずです。
しかも、負けを受け入れた上でも、トータルでは勝てるルールだったはずです。

だとしたら、一回一回のトレードにこだわるのは、自己撞着です。
さらに、負けた後に、それを取り返そうとするなど、愚の骨頂です。
「負けたら、やり返す」を対人間関係でルールにしていたとしても、
トレードでそんなルールは採用していないはずです。

トレーダーがコントロールできるのは、エントリーすべきタイミングが来たら
エントリーして、利食いにしろロスカットにしろ、イグジットすべきタイミングが
来たら、イグジットすることだけです。

楽しかろうと、つまらなかろうと、やるべきことを粛々とやる。
(よく、政治家がこの言葉を使います。そして、だいたい、つまらなさそうな顔を
して使っています。似たようなものですね。)

一回一回の結果がどのようなものになろうとも、それには無頓着なくらいが
いいわけです。

その意味で、エントリーしたら、OCOの注文で、利食いとロスカットを設定して
あとは途中経過を見ないというのは、余計なことをしたくなるうちは理にかなった
対策といえます。

もう一つ、効果的な対策があります。

自分のルールの期待値を計算しておきます。
トレード一回あたりの期待値が、一回あたりたとえば2万2500円と計算できたとします。

そうしたら、4万円勝ったときも、1万5000円負けたときも、それは2万2500円
勝ったことなのです。

イグジットしたら、「今回も2万2500円勝ちました。ありがとうございました。」と
モニターに向かって手を合わせます。

#まさか、自分のルールの期待値も計算していません、なんていうのは
ないですよね? 笑
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