手法以前の問題 [学習方法]
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なっているのではないかと、あるとき思いました。
インジケーター等を多数利用して、数値で条件を決定するならば機能するかどうかは
別にして、客観的に判断できます。
しかし、シンプルなルールで裁量トレードを行うとなると、背景(環境認識)の読み取り、
自分の思考の癖・偏り、感情の揺らぎによる判断のぶれなど軸を揺るがせるものがたくさん
あって、相当のスキルがないと一貫性が保てなくなります。
シンプルなルールというのは、安直と同義ではありません。
知ってしまえば誰でもできることではないのです。
最近は少なくなってしまいましたが、マニュアルミッションの自動車の運転では、
トランスミッションの切り替えを手動で行います。クラッチを切って、シフトノブを操作して、
現在のギヤからニュートラル、そして次のギヤに入れ、クラッチをつなぐ。
これが一連の操作です。しかし、知識として知っているのと、実際に操作するのでは
大違いであることはおわかりになると思います。
自分自身のことを振り返ってみても、自動車学校で初めて操作したときと、何年か
乗り回した後では、雲泥の差があることは明瞭です。
スキルの高い人であれば、ダブルクラッチやヒール&トゥなどを駆使して、峠道を変速の
ショックも少なく、かつ安定した挙動で走り抜けることができます。
トレードルールも全く同じです。
シンプルなルールを適切に運用するには、相当な訓練が必要です。
つまり、手法に原因や欠陥があって稼げないのではなく、自分に起因する要因に
妨げられているせいなので、こうした点に目を向けないと改善できないのではないかと
思いました。
さらには、メンタル面に重要な注意点があります。
これについては、次回、書きます。
#手法を知る=その手法を適切に実践できる という単純な思い込みに囚われていた
ために、ずいぶんと長い時間を無駄に費やしてしまいました。そんなに簡単だったら、
誰も苦労しませんものね。笑
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