トレードの根幹をなす思考法 8 [トレーダー]
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何か想像がつきましたでしょうか?
もったいぶらずに、結論です。
「金銭を支払い、清掃を委託する」です。
「?」ですよね。
金銭を支払ってやってもらうというのは、大げさに言えば商取引であり、
お互いが納得すれば、すなわち契約です。
これならば、誰であっても「結果として」実現できます。
契約を結んだ甲・乙の両者は通常別人格であり、契約を違えるとそれなりの
ペナルティを覚悟しなければならず、それが双方の身勝手を束縛していると言えます。
問題は、自分自身で掃除を行うことを決心した場合です。
社会的な義務としての束縛がないため、
「よし、今年はしっかりやるぞ!」
に、なります。
しかし、これがいつのまにか、
「やらなきゃ!」
「やらないといけないんだよな」
「あ~、やんなくちゃ・・・・」
という具合にトーンダウンして、フェードアウトするのが普通です。
原因ははっきりしています。
意志の力で何とかしようとしているからです。
先ほどの社会的契約であったときとの違いは明瞭です。
契約を結んでしまえば、意志の力は無用です。
人間というものは、腹が決まってしまえばけっこうきつい労苦であっても、
やってのけます。
さらに、毎朝、「あ~あ、仕事だ。行きたくねー・・・」とほざいても、無断欠勤しない
のには、別の力も機能しています。
習慣の力です。
月曜日になれば、自然と出社時刻に間に合うように目が覚めて、普通に身支度を
整えて、会社に向かいます。
週末となれば、自然と朝寝をしたり、ぐーたらな朝を楽しんでいます。
また、そうすることが普通になっているコミュニティに属して、そうした共通の常識、
価値観、行動様式が身についてしまっていることも、背中を押してくれます。
整理します。
1.自らを甲・乙とする雇用契約を締結して、明確な行動を規定する。
重要なのは、契約であって、決心ではないということです。
2.考えなくてもできる習慣にまで落とし込む。
3.そうすることが当たり前の人たちのコミュニティに属してしまう。
これらの3点が効果的です。
次回、これらについてもう少しくわしくみていきます。
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