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感情のコントロール  16 [トレーダー]


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前回のまとめはきわめて重要なことなので、繰り返します。

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恐怖、貪欲、混乱、逡巡・・・・・・
トレードに臨めば、たくさんの魔物が現れます。
これらはすべて己の身のうちから出てきます。

とりつかれないためには、受容体にあらかじめふたをしてしまうことが必要です。

花粉症対策の医薬品が、花粉がとりつく受容体にふたをして、花粉が取り込まれない
ようにする仕組みと同じです。
トレードの場合、負の影響をもたらす感情が自分を乗っ取ってしまわないようにする
必要があるわけです。

それを行う仕組みが下記のものです。

『優位性があることを自分で確かめた手法・ルールに基づいた行動を
ルーティン化し、考えないで反射的にできるまでにしておく。』

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これをきっちり行うためのキーワードは、次の4つです。

1.優位性のあるルール

  言わずもがなの項目です。しかし、実際にどの程度の優位性があるのか
  具体的に確かめていらっしゃる方は少ないでしょう。

  「具体的に」というのは、次のような点です。

  (1)そのルールで、過去チャートでシミュレーションしたときのパフォーマンス
     きちんと数字で出す必要があります。当然ながら、複数通貨ペアによって
     確認されなければなりません。

  (2)そのルールでエントリーしたときのチャートとイグジットしたときのチャートを
     データとして保存している。リアルトレードの結果でもいいですし、過去チャート
     でもかまいません。

  (3)そのルールが機能しやすい場面と機能しにくい場面の特徴をまとめておく。


いかがでしょうか。
どこかの商材で入手したルールを鵜呑みにして使っているなんてことは、まさか
やってはいないでしょうね。

ここまでやらなければ、なかなか勝てるようにはなりません。


さて、今回はここまでとして、2つめ以降は次回としますが、前回の
「悪魔のささやき」、覚えていますか?

ドライブとトレードでは事情が大きく異なります。

自動車運転においては、お互いに事故のないことが利益につながります。
トレードにおいては、誰かの利益は誰かの損失です。
株式市場であるなら時価総額が拡大することで、数字上はパイが
大きくなりますが、為替市場においては、ゼロサムゲームどころか、
新たな参入者・マネーがいない限り、税金・手数料で常に市場の
マネーは減り続けています。

誰かの失敗・損失によって、勝者の利益は構成されています。

しかも、世界中でもっとも金銭に関する知性の高い人たちが参集する
世界です。

十分な準備をしないでマネーを投ずるのは、無謀以外の何ものでも
ありません。しっかりと準備を行ってください。


それでは、また。


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