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感情のコントロール  15 [トレーダー]


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3.思考と行動

前回、「感情をコントロールしなければ」と思わざるを得ない状況に入って
しまってからでは遅いということを書きました。

つまり、花粉症に関わる受容体のカギ穴に花粉がとりつく前に、ちょうど同じ
形で無害な成分をはめこんでしまい、あとから花粉がやってきても、もう
とりつく穴がなくなっている。これと同じ状態を作り出せればいいということ
です。

では、具体的にはどうするか。

トレードに関わる思考と行動をルーティンにしてしまうことがそれにあてはまります。
決められて手順に従い、決められて行動が考えずにできるようにすることです。

悩まずにできるようにすることです。
「システムトレード」や「自動売買」でも、もし、本人が悩まずにできるのならば、
それでよいわけです。
その場合には、もちろん、それが確かに優位性のある仕組みであることや、
相場状況が合わないときにも本人が耐えられるかどうか、そうなったときに
どんな選択肢を用意しておくか等、考えるべきことは別にたくさんありますが、
それらを準備できるのであれば、まあ、それでもよいわけです。

簡単に言ってしまえば、分析・研究・考察・過去チャートのシミュレーション等では
時間をかけて考えていいのですが、リアルトレードで考え込むのは間違いです。

そのときに考え込むのは、例えはよくないですが、兵隊が戦場で銃のマニュアルを
読むようなもので、そんなことは訓練の際に十分やっておくべきことであることは
明白です。戦場では反射的に使いこなせるくらいになっていなければ、そんな
兵隊は役立たずです。

訓練では、どんなときにはどうするのかよく考え、その手順も明瞭に決定し、
考えずにできるようにする。
リアルトレードでは、考えずともできるようにする。

大切なのは、一回一回のトレードの結果に左右されずに、トータルではプラスに
なるという手応えを訓練で実感してから、リアルトレードに臨み、ある回数だけは
絶対に方法に改善を加えないということです。

わたしがドライブで失敗を繰り返した原因として、マニュアルミッションのシフト
パターンについてよくわかっていないままに、実際の道路に走り出したことに
ありました。

その後、スーパーマーケットの駐車場でいちいち考えなくてもできるように練習
したのですが、順番が間違っています。
悩まなくてもできるように訓練してから、道路に出るべきだったのです。

リアルな道路に出てから悩むなど、言語道断であったわけです。


恐怖、貪欲、混乱、逡巡・・・・・・
トレードに臨めば、たくさんの魔物が現れます。
これらはすべて己の身のうちから出てきます。

とりつかれないためには、受容体にあらかじめふたをしてしまうことが必要です。




『優位性があることを自分で確かめた手法・ルールに基づいた行動を
ルーティン化し、考えないで反射的にできるまでにしておく。』




この一点にかかっています。

これができないうちにマーケットに出るから負けるのです。
できてからマーケットに出れば、それほどひどいことにはなりません。


#しかーし、トレードをやっていると、悪魔の声が聞こえてきます。(笑)



「ろくに勉強もしないで、手っ取り早く稼ごうという浅はかな連中がいる
おかげで、おまえ、儲かっているんだろう? 

そんなやつが今年もいっぱいマーケットに入ってくることを
祈ったらどうだい?」

( ̄ー ̄)ニヤリ






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