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感情のコントロール  8 [トレーダー]


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自信のついた私は、翌年ウィーンでレンタカーを借りました。
ウィーン市内ではなく、空港のレンタカーにしました。

妻が市内に部屋を借りていたので、近くのレンタカー営業所で借りればわざわざ
空港まで出向く必要はなかったのですが、事情がありました。

ウィーンはヨーロッパの都会の中ではどちらかというと、規模の小さい都市ですが
それでも首都だけあって交通量が多く、また、昔の街並みがほぼ残されている1区という
地域にアパートはありました。一方通行ばかりが多く、路面電車やバスの優先レーン等
現地人ではあっても地方からやってきた者にとっては、厳しい条件がそろっています。

多少土地勘ができてきたぐらいの外国人のわたしがいきなりそんなところから
出発しなくてもいいだろうと考えたのです。
だいたいにおいて慎重な私としては当然の判断でした。

空港にはレンタカー営業所がいくつもあります。
事前に調べ、予約しておいたところに入り、手続きを進めました。

まず、リスク管理のために、保険については十分な内容のものを選択しました。
多少無駄であるかもしれないとは思いましたが、今回の試みはやがて現地で
不動産を求め、居住者として生活するための第一歩です。
避けられるリスクは避けるべきだと思いました。

海外でレンタカーを借りた経験のある方はご存じかと思いますが、小さな
ものとはいえ契約です。非常に細かい事項について説明・サインという
作業が続きます。

オーストリアでは公用語はドイツ語ですが、大半の人たちは英語を話します。
それもきわめて流暢な英語です。
わたしも生活に必要な英語はほぼ困ることなく使用できますが、保険に
関わる用語・概念については理解に苦しむ点がいくつかありました。

考えてみれば当然ですが、母国語でさえ知らない内容を聞かされれば
わかりません。
これは先般のイギリスでのときにも感じたことでした。
やはり事前によく調査すべき点でした。
とにかく、わかったふりはしないで、とことん食い下がりました。

担当したのはでっぷりと太り、頭もはげ上がったひとのよさそうなおじさん
でした。
彼は多少あきれ気味ながら、とにかくつきあってくれました。
どうしてもわかりにくいところはでは、どんな選択肢があり、いずれが
より安全であるかという質問で選びました。

けっこう長い時間のあと、話はまとまり、彼はキーを渡してくれました。
そして、車は地下駐車場にあると言い、エレベーターの方角を指さしました。

わたしたちが出ようとしたときに突然背後から声をかけ、一枚の紙片を
手渡しました。慣れない用語を用いた会話で少々疲れたわたしは、
特に質問することなく、紙片をポケットに入れ、営業所を出ました。
車に乗る前にすでにかなりのエネルギーをつかいはたしてしまいました。


その紙がもとで、最後の最後までトラブったのでした・・・・・・



トレードとの関係についてまとめるのは、まだまだ先になりそうです。 (*^^*ゞ





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