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感情のコントロール  2 [トレーダー]


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まず、ボクシングデーについて、もう少し詳しく書いておこうと思います。


イギリスでは、イブは公共交通機関が止まってしまうことはありませんが、
クリスマスの当日25日はほぼすべての公共交通機関は止まり、商店は
休業です。

バスも地下鉄も止まっていて、ロンドン市内に行く交通手段は、その当
時コーチ(長距離バス)かブラックキャブしかないという状態でした。

ちなみに、ヒースロー空港からロンドン市内までは、車で1時間以上はかかります。

ネットで調べたとき、あまりに日本の常識とかけ離れていたので、信じか
ねたのですが、どうも間違いがなさそうだったので半信半疑ながらも、
早めにレンタカーの予約をとったわけです。

レンタカーのオフィスでは予約なしのお客さんが、満車を理由に次々と断
られていました。(先日日本車を勧めてくれたあの係員は、つまり、予約
客の範囲内で、車種変更の受付をやっていたというわけです。)

私たちはと言えば、この準備のおかげで、25日、26日と2日間の行動の
自由を確保できたわけで、そのときの自分の判断は正しかったと今でも
思っています。




さて、私の引きつった顔を見た妻のところから、再開します。

彼女はすぐに紅茶の入った水筒を後部座席に放り投げ、地図を膝の上に
広げました。そして、ナビゲーションを開始しました。
ラジオのスイッチも切られて、スクランブル警報が発令された自衛隊基地
の指令本部並みの緊張に、車内は包まれました。


「約2km先を右折だから、そろそろ右側車線に移動して」

「道は曲がりくねっているけれど、このまま道なりに4kmくらいはまっすぐ」


指揮官なみの的確な指示を受けて、私は運転を続けました。
イギリスでは踏切で一時停止をする必要はない、むしろ後続車に追突さ
れる危険があるからしてはいけない、という情報も知っていたので、おっ
かなびっくりながらも一時停止せずに通過しました。(本当によかったの
かちょっと不明)


ようやく落ち着いたドライブが続いていたそのとき、いつか来るだろうと
覚悟していた試練が訪れました。 (続きます。)
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