SSブログ

フランスのコロナ対策 [旅行]


スポンサードリンク

先日、パリに行ってきました。

コロナウィルスの感染抑止のために、外出時にマスク着用が義務づけられています。
それに違反すると、罰金は135ユーロです。
現在の為替で計算すると、16500円ぐらいです。

けっこうな高額の罰金ですから、みんな守っています。

IMG_0173_R.jpg

しかし、言い換えると、こういう高額な罰金を課さないかぎり、人々は
守らないということです。
街を歩いていてすぐに気づくことですが、横断歩道で道を渡るときに、
歩行者用の信号が赤でもほとんど気にもかけずに、左右をさっと確認すると
勝手に渡る人たちが圧倒的多数です。

たまにタイミングを外すと、自動車からクラクションを鳴らされることもありますが、
誰も悪びれないところもすごいです。

でも、自分が感染するのだけは怖いらしく、バス停に設置されている消毒液は
盛んに利用されています。

IMG_0080_R.jpg

IMG_0081_R.jpg

市内至る所に設置されているバス停ですから、たいへんなコストがかかっているはずです。
当局が本腰を入れている実績としてはたしかにわかりやすいです。
ちゃんとやっていないと評価されたら、次の選挙で負けますものね。
でも、感染拡大が食い止められないのですから、頭が痛いでしょう。

わたしたち異邦人の目からしてどうにも気になることがあります。
それは地下鉄等各種鉄道車両のドア開閉スイッチです。

IMG_0189_R.jpg

IMG_0185_R.jpg

IMG_0186_R.jpg

右側ドアに設けられている小さなハンドルを上方にくいっと持ち上げると、
駅でドアを開けられるようになっています。
しかし、運転手側の操作で一斉に開けることも可能なのです。
こんな状況で、不特定多数の乗客がわざわざ接触するものを増やすのは、決して
得策ではないはずです。
それを放置しているのですから、いったいどういう理由なのかわかりません。

また、この開閉スイッチは電車が完全に停止する前に機能します。
なんと、電車がまだ動いている状態でドアは開いてしまうのです。
つまり、飛び降りが可能なのです。
たまにはホーム上で待つ乗客と接触する人もいるのでしょうが、そうしたことは
あまり気にしていないのでしょうね。

気になるといえば、古い車両はとなりの車両に移動することができません。
こんな具合に、完全に独立した車両がただ連結されているだけです。
設計された時点ではきっとそれなりの理由があったのでしょうが、新しい
車両では引き継がれていませんので、もはや意味を失ったのでしょう。
誰かその理由を教えてくれるとうれしいのですが。

IMG_0190_R.jpg

ちなみに、オーストリアでは公共交通機関を利用する際、マスク着用義務に
違反すると、40ユーロの罰金です。
それぞれの国情が出ているようです。

bakkin.JPG

DSC03587_R.jpg
nice!(2) 
共通テーマ:マネー

nice! 2

Facebook コメント

ウィーンのPCR検査パリのパン屋 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。