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勝てるトレーダー 1 [トレーダー]


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トレーダーをやるからには、勝たねばなりません。
勝てないトレーダーなど、おいしくない料理と同じで存在意義がありません。


問題は、どうやったら勝てるようになるか?

です。



わたし自身にとっても、これは重大な問題でした。
とにかく、勝てませんでしたし、勝ったとしてもそれが継続しない。
いくら初心者とはいえ、先行きに明るい展望を持つことはできませんでした。

初心者の考えそうなことは全部やってみました。
まず、書店に並んでいる書籍を片端から読んでみる。
パンローリングの書籍をアマゾンで購入し読む。
(あれ、高いですよね! しかも、翻訳が読みにくい。笑)

証券会社のセミナー(無料)に参加する。

インターネット上で販売されている情報商材を購入する。
有料のセミナーに参加する。

メンタル面に欠陥があるのではないかと、「引き寄せ」というキーワードに
魅力を感じて、そんなセミナーにも行きました。

・・・・・・・・・・・・・・まあ、ことごとく、役に立たない。笑

よく、諦めなかったものです。
自分の場合、どんなことをしても海外で労働ビザなしで収入を得られるように、
なりたかったので、諦めるという選択肢がなかったからなんでしょうね。


そんなこんなしているうちに、ひょんなことから継続的に勝っている、
ある個人トレーダーと知り合う機会を得ることができたのです。

ほとんど、僥倖みたいなものです。


そして、彼のトレード履歴をもらえたこと!

これが運命の転機でした。

負けているのに、自分の方法に固執するのは明らかに間違っていますものね。
なぜその違いが生まれるのか、自分と比較すればいいのです。



それからというもの、彼のトレード履歴をいろいろな観点から分析しました。
手法はきわめてシンプルで、市場にに転がっているごくごくわずかな
優位性をこそぎ取るものでした。

しかし、重要なのは、その手法を個別の局面にどのように適用するのか、と
いうことでした。
概念として手法を理解しただけでは、ほとんど役に立ちません。

野球にたとえると、バッティングを教えるのに、
「ピッチャーが投げてきたらな、それを、こんな風にカキーンと打てばいい」
なんて言われたって、ほとんど理解不能です。

個別の場面に適用する際、どのような観点を持ち、実践するのかが
具体的にわからないと使えません。

履歴分析は、これを明らかにしてくれます。
数を重ねると、ある種、彼の息づかいめいたものさえ感じ取れるほどです。

この観点が具体的にわかったことは、きわめて大きな収穫でした。
そう、「具体性」こそ命です。


また、勝っているトレーダーであるはずなのに、負けも多いこと!
相場の読みもやたらに外しています。笑

しかし、それでいて最終的には勝っている。

すべてのトレードにおいて勝つことは不可能なのだから、トータルで
勝てばよいと頭でわかっていても、実際にそれを見ないとリアルに
感じられないものです。

負けを引き受ける。

これはかなり難しいです。
負けが続くと、その手法自体に疑いが生じてしまうからです。
しかし、トレード履歴はその疑念を払拭してくれます。
ちゃんと繰り返せば、最終的にはプラスになっているのですからね。


たぶん、この方法(トレード履歴の分析)以上に有益なのは、
勝っているトレーダーと同じトレードを同時刻に行うことだと思います。
もちろん、資金量の問題とか本業の仕事との兼ね合いとかありますし、
その人をどれだけ信頼できるかがカギになりますし、相手にも負担に
なりますから、ハードルは高いですが。



履歴を分析していくと、勝ち方・負け方の分類ができます。
いわゆるパターンが見えてきます。

指し値にかかったから利益になった、逆指し値にかかったから損失になった、
というだけの理解でいたら、永久に負け組です。笑

例えば、個別トレードごとに日足、4時間足、1時間足、15分足の記録を残し、
それらを比較する、などという方法もあります。
どんなやり方がよいかは一概に言えませんが、何らかの観点でそれらの
個別トレードを分類・整理します。

少数では意味がありません。かなりの数を集めないといけませんから、
膨大な手間がかかりますが、やるだけの価値があります。
そして、これはシナリオ作りにつながります。

長くなりましたので、続きは次回で。

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