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まず始める [学習方法]


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トレードについて教える機会が、これまでもたびたびあった。

そのときの反応だが、圧倒的に多いのが、「やらない」人たちだ。

なぜやらないのか?

トレードは基本的に負けがつきまとう。
だから、負けたくなくてやらないのかとずっと思っていたが、どうも
そうではないらしい。

よくよく様子を見たり、話を聞いていると、自分がよく理解してから
始めたいらしい。

言いたいことはもっともと言えばもっともあり、わからなくもない。
いや、むしろ、新しい分野の活動を始めようというときには、当然の
判断である。

しかし、ことトレードに関しては、永久に成功できないパターンの一つだと
思う。

なぜか?

通常の分野では、知識はあればあった方が有利である。
だから、普通の人は「知識」によって物事をうまく運ぼうとする。

しかし、トレードの世界では知識や情報が多いほど有利であるとは
限らない。

たとえば、テクニカル指標について学習・研究し、広い知識を持ったり、
深く理解しても勝てるわけではない。

むしろ、勉強するほど勝てなくなったりする。笑
どれを使っても「帯に短したすきに長し」なので、複数のテクニカル指標を
場面に応じて使い分ける方法に踏み入る、なんてのがその一例である。

テクニカル指標を使い分けるうまく使い分ける方法など、ありはしないのでは
ないかと思う。トレードで生計を立てている友人は多くないから、断言は
できないのだけど、みんなかなり単純な仕組みを使っている。

ひょっとしたら、大量のデータを投入すれば適宜使い分けてくれるAIなんてものが
すでに使われているのかもしれないけど、そんなことをやらなくても稼げているから
その必要性は感じていない。

つまり、勉強を究めなくても、稼げるのである。
正確に言うと、勉強は必要だし、全然足りないくせにリアルマネーを投入して
失敗する人も多いから、慎重になるのは悪いことじゃない。

しかし、どこかしかで、腹を決めて、跳ばないといけないのだ。
「実践を通した学習」が必要なのだ。


通常ならば、知識が身につくまで実践しないというのがリスク管理の上では
有効なのだが、トレードの場合それにこだわると永久に実践に入れない。

一般解が存在しないのだから、勉強や研究の延長線上に成功は保証されていないのである。

では、何が必要か?

失敗を必然のものとして受け入れざるを得ないのだから、失敗しても
退場しなくてすむようなリスクコントロール

そして、原理原則に基づく優位性である。

この2点を担保できたと思えたら、実践すべきだと考える。


※実際には、リスクコントロールが一番重要ですね。
原理原則に基づく優位性のある手法は、生き残っているうちに
たどりつけるものです。

言い換えると、教科書的な、あらかじめできあがった内容として理解して
取り組むというより、やっているうちに身体にしみこんでくるものです。

ちょうど、テニスを習い始めた初心者が、何かの偶然でラケットの
スイートスポットにボールが当たったときのあの感触で、テニスの
楽しさをつかむようなものです。

あれって、実際にラケットでボールを打つから体感できるのであり、
机上の学習やビデオを見てもわかりませんよね。

腹落ちするには、「やる」しかないのですよね。

しかし、こればかりは当人の決断なので、強制はできません。
割合で言うと、10人のうち9人がこんな感じです。
サクッと、実践に移れる人は1人です。

教材ばかり買って、実際には何もやらないノウハウマニアが多いのも
納得できます。


※原理原則に基づく優位性と言われてもわかりにくいですよね。
世界3大利殖法といわれるものを知ると、手がかりがあります。

この3つをそのまま実践するのは難しいのですが、ちょっと工夫すると
同じような優位性に基づく手法はつくれます。

ただ、年利でいうと、すごく小さいです。
まともな手法なんて、そんなものだと思います。

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