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飛蚊症 その2 [日記・雑感]


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先日書いた「飛蚊症」の記事のアクセスが非常に多いので、
補足も書いておきます。

結論を先に書きます。

早めに診察を受ければ、失明するという最悪の結果を避けることだけは
できます。
すごく安心できますよね。

ただ、どんな診察を受けるのかたいていの人はよくわからないと思います。
事前にわかっていれば、病院に行く抵抗感が薄れるでしょうから、それに
ついてわかる範囲で書いてみます。

【診断】
網膜剥離は、目の外観から診察しただけでは判断することができません。
眼底検査といって、眼底鏡という機械を使い、瞳孔から光を入れて観察します。

その際、網膜をすみずみまで観察するために、瞳を拡大する目薬を投与します(散瞳)。
瞳孔が目薬で拡大すると、まぶしくなって、ピントが合いにくくなります。
目薬の効果は数時間持続しますので、検査後は車を運転したりできなくなります。

これが唯一不便なところです。

しかし、安心が出来るのですから、まあ、我慢しましょう。


【治療】
網膜裂孔の段階で発見できたか、それとも網膜剥離まで進行しているかで
大きく対応が分かれます。
公開されている最新の情報を簡単にまとめてみました。


1.網膜裂孔だけで網膜が剥がれていないとき

網膜裂孔が生じても、網膜が剥がれていない場合は、網膜裂孔のまわりを
凝固して、網膜剥離への進行を予防する処置を取ります。

網膜凝固には、網膜光凝固と網膜冷凍凝固があり、凝固によって裂孔周囲の
神経網膜と網膜色素上皮に瘢痕を形成し、神経網膜の下に網膜剥離を誘発する
水分が流入するのを防ぎます。

ただし、裂孔の大きさや硝子体がひっぱる程度によっては予防効果が弱いことも
あり、治療の適応や経過観察の方法が異なります。

わたしの場合、この段階でしたので、レーザーによる光凝固でした。
そして、相当長い期間が経過していますが、予防はほぼ完璧にできています。

しかし、治療により小さな破片が一つ飛び散ったため、目の中にいつも
その破片が浮遊しています。
最初は気になりましたが、今ではほとんど意識しなくなりました。

まあ、お月様が地球の周りを回っているみたいなものです。
特に害があるわけではないので、気の持ちようで忘れられます。



2.網膜が剥離していたら

網膜裂孔から網膜剥離に進行していたら、手術が必要となります。

網膜剥離のタイプ(裂孔の大きさや位置、網膜剥離の進行程度、硝子体出血の有無、
他の眼疾患の合併など)によって、手術の方法が異なります。

手術は、強膜バックル術(強膜内陥術)と硝子体手術に大別できます。

ここまでくると、けっこう大規模な手術です。

網膜裂孔は手術中に凝固します。したがって、施術後自宅に帰れます。

しかし、これらの手術の場合、凝固部位が瘢痕化するには約1週間かかり、
それまでうつぶせ姿勢などの体位制限が必要となるので、入院します。
相当な負担です。

それでも、失明するよりはずっとましですが。


早期発見のメリットがものすごく大きいことはおわかりだと思います。

もし、少しでも気になることがあったら、早めに受診することをおすすめします。

目の定期検診、胃の内視鏡検査、大腸のCT検査と、わたしはこれらを定期的に
受診しています。
煩わしいのは確かですが、最悪を想定して対応策を実施するのは、
トレードとまったく同じですものね。

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