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飛蚊症 [日記・雑感]


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飛蚊症という目の症状があります。
目の中にゴミが発生して、まるで顔の前を蚊が飛び回るような不快な
症状です。

先ほど知り合いの方からメールをもらったのですが、気になったのですぐに
返信しました。

ひょっとして、お読みになった方の中にも思い当たる方がいらっしゃるかも
しれませんから、プライベートな内容は削除してその文面を載せます。

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OO様

お忙しいご様子ですね。

でも、それはいいのです。
今日は別件です。
運命を変えるくらいたいへんな兆候を感じていらっしゃるので、
すぐにでもお知らせしなくてはと、書くことにしました。

すぐに眼科に行ってください!それも、なるべくならば手術設備が整っていて、
実績もある評判のいい病院です。

「目が違う」と書かれていましたが、この表現はわたしがかつて感じたことと
見事に一致します。

実は、わたしはしばらく前に目の緊急手術を行いました。

人間ドックで「硝子体混濁」という所見を書かれたのがきっかけです。
精密検査を受けてくださいとは書いてありましたが、多忙だったこともあり、
何となくそのままにしていました。

半年ほどたったある6月の日、ふと思い立って評判のいい病院に出かけました。
特に明確な理由があったわけではないのですが、今にして思えば、
「目が違う」
という違和感を感じていたのは、事実です。

すでに飛蚊症は始まっていましたが、眼科医を受診していたので、その点はあ
まり気にしていませんでした。

ですから、ほんの気休め的な動機の方が大きかったのです。

散瞳をするというので、念のためにいったん自動車を家に戻し、家人に送って
もらいました。
大げさなことになったな、とやや不満でした。


「これは、いけませんな・・・・・・・!」
目をのぞき込んだ眼科医の第一声がこれです。

背筋がぞっとしました。

「すぐに手術をしましょう。網膜裂孔です。今の段階では視野とは関係ない部
分で起きているだけですから、支障は現れていません。しかし、放置すると壁
紙が剥げ落ちるようなことが起きて、一気に視野を失う危険があります。」

有無を言わさない断定でした。

「手術のためにいくつかの薬品を点眼します。待合室から外に出ないでくださ
い。念のために、自動車のカギをお預かりいたします。ああ、家の人に送って
もらったのですね。それならいいです。たまに、手術が怖くなって家に帰って
しまう人がいますから。」

こんな説明を看護師から受けました。
わたしはしばらく呆けたようになっていたのを、今でもよく覚えています。

また看護師は他の患者に、
緊急手術を行うことになりましたので、他の日に振り替えさせていただきます、
と、やはりてきぱきと交渉していた。

手術といってもメスを入れるのではなく、レーザーによるものでしたから、意
識ははっきりしていました。
始まってしまえば、あとは医師の処置をじっと待つだけですから、むしろ待機
時間より気持ちは楽でした。

30分か40分ほどかかりました。

「手術は成功です。よくこの段階で受診してくれました。たいていの場合、違
和感を感じても先延ばしにします。そして、ある朝突然目が見えなくなったと
いって、救急車で搬送されることがよくあります。1年間に2人~3人います。
とても運がよかったといっていいです。」

手術中とは異なり、医師もリラックスしていました。
mm単位の処置をする手術ですから、相当な緊迫感でした。
わたしはといえば、手術前は不安とショックで呆けていたわけですが、今度は
緊張が解けて、安心もしましたが、疲労困憊でした・・・・・・・・・・・・




と、まあ、こんな事件です。
人生というのは、運に左右されていますよね。

一番の幸運だったと言えます。

おかげで、今でも半年に一回の定期検診は継続していますが、異状は一切発生
せず、普通に暮らしています。
失明していたら、まったく別の人生だったろうと思います。


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こんな顛末です。

人生を大きく変えるような転機は、何気ない顔をして忍び寄ってきます。
それを感じ取れるかどうか。

トレードで生き残れるかどうかとよく似ています。

感じ取ったら、最悪の状況を想定して、それに耐えられるような方策を考え、
実行する。

要するに、これに尽きるのですからね。


思い当たる方、すぐに眼科を受診してくださいね。
運命が変わります。
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