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大手の戦略 [相場観]


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11月SQ前日などはあまりに鮮やかでしたが、大手の戦略は
実に見事です。

大手にとって、一番の弱点は自分自身の動きがマーケットインパクトを
起こしてしまうことです。

ご存じかと思いますが、大きなお金を動かし、莫大な枚数を売買している彼らは
買おうとすると、自分の買い注文で相場を押し上げ、
売ろうとすると、自分の売り注文で相場を押し下げてしまいます。



したがって、彼らの基本戦略は

「自分の反対側に、大量の反対注文をつくるように演出する」

ことです。



例えば、11月17日の日中もそうです。
寄り付きから急騰しました。
しかし、その後すぐに天井を漬けて急落しました。

これが上記の筋書きではないかと想像しています。

まず、大手が買いあおって売り方をロスカットに追い込みます。
さらに、もう一段高まで買いあおります。
これがポイントです。

すると、もっと上がると期待した多くの人が、買いに入ります。
ドテン買いに走る人も出ます。

このタイミングをねらいすまし、大手はポジションを一気に利食います。

その結果の急落だった、というのが分析です。

もちろん、これは事後的な解釈ですから、わたしがこれで儲かったわけでは
ありません。苦笑


ブレイクもどき(ダマシ)は、きわめて意図的な動きです。

対策はいくつもあります。
ブレイクアウトをねらうのであれば、大半は負けトレードになることを覚悟して
参入し、たまに勝つときに大きく儲ける。
勝率の低さを利益の大きさでカバーする方法です。

あるいは、大半がダマシであり、値動きがある限られたレンジに収束することを
見通して、戦略を立てる。
利益率の低さを勝率でカバーする方法です。
この場合、たまに負けるときに大負けしやすいので、上手に負けることが必須です。

これらを併用するのも、効果的です。
資金さえ十分にあれば、もっとも安定する確率が高くなります。


すでに気づかれたかもしれませんが、チャート上に現れた値動きをテクニカルのみで
判断するのではなく、こうした大手の仕掛けポイントとして想像すると、また別の
意味が読み取れます。




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