9月SQ [相場観]
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9月限には何の思い入れもなくなりましたので、中立な気持ちで
書けます。
来週SQですが、大手のつばぜり合いはさきの下落の時から始まっていると
みています。
彼らは少しでも自分たちに有利な価格をつくろうとしています。
売り浴びせたり、買いまくったり、各種ニュースであおったりで、
とにかくありとあらゆる方法を用いています。
相場は、多くの人を味方に付ければ勝てます。
これは苦い真実です。
テクニカル分析をいくら精緻に行っても、徒労に終わるのはこの真実を
軽く見ているからです。
勝てば大きな利益です。
負ければ大損です。
8月30日の安値19240円は、ここ最近の上昇の買い方が仕掛けた急落
だったと考えています。
この仕掛けによって、軟弱な買い方の多くがロスカットに追い込まれました。
同じ買い方であっても、腰の入っていない味方は上値を重くしますから
上昇前にふるい落とすのが定石です。
そのおかげで、明確な上昇に転じました。
今日の高値19740円がその成果です。
まずは買い方の勝利と言うべき結果です。
ここからは次のラウンドです。
買い方はさらなる一段高をねらっています。
安値から500円ほど上昇してきていますが、この間にかなりの
新規売りの建玉が成立しています。
この売り方を踏み上げて、高値でロスカットさせられれば、
買い方はその高値で利食いできます。
だから、少し下がると買いまくって、売り方に逃げ場を与えない
はずです。
高値が長期間続けば、一部の売り方から見切りの買い戻しが出ます。
この上昇がきっかけとなり、買いが買いを呼ぶ展開となって、
買い方が利食い決済のチャンスを手に入れます。
そうはいっても、売り方も必死です。
高値をつぶしにかかります。
買い方の力が入った買いにより、高値近くまで来ると、ここを先途と
売りを浴びせます。
北朝鮮やら、トランプ問題やら、きっかけには事欠かない状況です。
高値更新ができなければ、一部の買い方から見切りの手じまいが
出てきます。
これがきっかけとなって、売りが売りを呼ぶ展開だってありふれた
動きです。
こういうダイナミックな力業が支配するマーケットです。
単純なテクニカル分析だけではどうにもなりません。
いったいどんな動きになるのでしょうね・・・・・・
実に興味深いところです。
(個人的には、現在のマーケットはテクニカル分析があまり効力を
発揮しない力業が支配する状況だと思っています。
腹を決めて実行するか、見送るかどちらかですね。
私個人は、リスクをヘッジしながらマーケットに参戦するという
スタンスです。逃げようとしても、逃げ切れるわけではありませんから。)
こんなことを考えていますと、個人的にはテクニカル分析はあくまでも
補完的な作業ではないかなあ、なんて思っています。
こういった参加者の心理とその後の対応を想定するデータとして活用するのが
もっとも有効ではないかと考えるからです。
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