幻のSQ 再び & 損益記録 5月12日 [相場観]
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type-A +2,179 円
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昨日はアメリカの小売売上高の発表があったので、日本時間18時で
稼働を停止しました。
それまでの時間帯の動きもきわめて小さな値動きでしたので、
たいした利益にはなっていません。
指標発表後、一方向への動きになっているので、停止しておいてよかったです。
5月12日のSQで、再び「幻のSQ」が出現しました。
yahooファイナンスより引用します。
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「日経平均は77円安と3日ぶり反落、米国株安・円高で売り先行、「幻のSQ」に=12日後場」
12日の日経平均株価は前日比77円65銭安の1万9883円90銭と3日ぶりに反落。前場は、11日の米国株安や円強含みが重しとなり、利益確定売りが先行した。円高・ドル安歩調もあって、株価指数先物にまとまった売り物が出たのをきっかけに下げ幅を拡大し、一時1万9809円91銭(前日比151円64銭安)まで下押した。後場は、前場終値1万9823円28銭(同138円27銭安)近辺で小幅にもみ合った後、下げ渋りの動きとなったが、戻りは限定された。きょうは決算発表のピークで週末要因もあり、全般は様子見気分が尾を引いた。
きょう算出の日経平均先物ミニ・オプション5月限のSQ(特別清算指数)値は1万9991円27銭で、日経平均株価がSQ値にタッチしない「幻のSQ」となった。
東証1部の出来高は22億4862万株、売買代金は2兆9645億円。騰落銘柄数は値上がり734銘柄、値下がり1140銘柄、変わらず141銘柄。
市場からは「SQに絡む売買は225型で買い超だったが、指数は上がらず、売り圧力の強さを印象付けた。幻のSQでもあり、上値の重しとして意識される。テクニカル的な過熱感もあり、それを冷ます意味でも調整の可能性がある」(準大手証券)との声が聞かれた。
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先月も同じく「幻のSQ」でした。
そのときのyahooファイナンスの記事も引用します。
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「日経平均は91円安と3日連続で年初来安値更新、地政学リスク警戒で売り継続、幻のSQに=14日後場」
14日の日経平均株価は前日比91円21銭安の1万8335円63銭と4日続落し、3日連続で年初来安値を更新した。きょう算出のSQ値は1万8613円29銭で、日経平均株価がSQ値にタッチしない「幻のSQ」となった。
前場は、日経平均ミニ先物・オプション4月限のSQ(特別清算指数)算出に絡む買いが優勢となり、1万8531円91銭(前日比105円07銭高)と高く始まった。その後は売り優勢に傾き、下げに転じた。米軍によるアフガニスタンのイスラム国(IS)施設への空爆など地政学リスクの高まりを背景に米国株が下落し、相場の重しとなった。後場は、前場終値近辺でしばらく小幅もみ合いが続いたが、次第に軟化し、一時1万8285円73銭(同141円11銭安)を付ける場面があった。北朝鮮情勢など地政学リスクへの警戒は根強く、円相場が再び強含むとともにポジション調整売りが強まった。
東証1部の出来高は18億3885万株、売買代金は2兆247億円。騰落銘柄数は値上がり359銘柄、値下がり1559銘柄、変わらず97銘柄。
市場からは「SQ値が異様に高い水準で決まり、今後上値のフシ目として意識されよう。日銀がETF(上場投資信託)買いで踏ん張っても、それ以上の売り圧力に押されている。1ドル=108円台後半での攻防となり、地政学リスクも尾を引いており、先行き日経平均1万8000円割れの可能性がある」(準大手証券)との声が聞かれた。
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そして、チャートです。
先月のSQのときには、すでに年初来安値を下回っていました。
昨年、少しの間もみあった価格帯に達していました。
SQ当日の陰線を最後に、9本陽線が続くという結果となっています。
「SQ値は1万8613円29銭」は、「今後上値のフシ目」として
意識されてもよかったはずですが、何事もなかったかのように通過して
います。笑
いわゆる地政学的リスクが緩和したからだと言ってしまえば、それまでです。
しかし、それらしい反応が一切なかったわけで、完全な肩すかしです。
では、今回はどうでしょうか?
先月は年初来安値を下抜けていました。
今回は、年初来高値を上抜けています。
各指標類を見ると、過熱感が表れています。
直近高値をつけた日は陰線です。
目先、この高値が天井である可能性が高まってきました。
こういうところに、「幻のSQ」です。
これはアノマリーですが、他に条件が整っています。
普通に考えたら、ここからは買いにくい状況です。
しかし、強い買い勢力がいた場合、力ずくで相場をリードしますから、
指標など何の役にも立ちません。
わたしたちの裁量判断などは、簡単に裏をかかれます。
方策は2つです。
そのときそのときの裁量判断を無視した、いわゆるシステムトレードで
一貫して取り組む。
もう一つは、上がるか・下がるか・もみ合うか、の3つに対応するシナリオを
常に準備して、相場の動きに対応して取り組む。
一番まずいのは、そのときそのときに異なる指標類を用いた裁量判断でしょうね。
一貫性がないので、それらを自分が用いたときの有効性を評価する基準も定まりません。
最後に、ご存じの方が大半でしょうが、例として取り上げたyahooファイナンスに限らずすべてのメディアで、「幻のSQ」というと「上値のフシ目」「上値の重し」という表現がほとんど自動的に紐付けられています。
つまり、意味のないコメントです。
それがわかっていながら、こういうのを読むとわかった気になれるので、つい読みたくなってしまうのですよね~ 笑
タグ:幻のSQ
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