再び、中国危機? [相場観]
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なりました。
気になる点が3つほどあります。
1.G20以降、ドルが売られ、円が買われる動きが3ヶ月以上続きました。
(最近は、年末の利上げ期待からドルは買われていますが。)
2.アメリカの利上げは、年初年4回と言われていましたが、実際には
12月に1回やれるかどうかというほど後退してしまいました。
3.人民元安です。昨年8月に世界中を大騒ぎにさせた時期よりもはるかに
元安になっているにもかかわらず、表面上大きな問題になっていないことです。
何らかの意図があったと考えると、つじつまが合ってきます。
つまり、この平穏さはアメリカと中国の合意でつくられたものだということです。
ところが13日に発表された貿易統計の結果を受けてまず欧州市場が動きました。
次に、NY市場でも株価が大きく下がるという反応が生まれました。
中国税関総署が10月13日に発表した9月のドルベースの貿易統計によりますと、
輸出は前年同月比10%減少と今年2月以来の大幅な下げ幅となりました。
G20以降、ほとんど中国の経済指標に関心を示さなかったはずの市場は、これを
受けて大きく下落したわけです。
(おかげで、私個人にとってはオプションの利益を積みますことになったので、
恩恵は受けているのですが。)
輸入は1.9%減。元建てでは輸出が5.6%減、輸入は2.2%増となっています。
貿易黒字は人民元建てで2783.5億元です。
中国製品だけは世界中に輸出されているのですから、輸出が10%も減ったというのは、
中国は当然として世界中の状況がかなり悪いということで、騒ぎになるのは
理解できます。
しかし、2月以降の最近まで続いた市場の見方からすると、たったこの数字ひとつで
ここまで反応することには、違和感を感じます。
米国の政権交代といよいよ利上げを控えて、これまでの協調も終了ということ
なのでしょうか?
以上のように考えると、今年の日経平均の値動きも意味深です。笑
1月の急落後、7月までは15000円~18000円のレンジ、8月~10月中旬は
16000円~17000円のレンジです。
さすがにこの動きにも、近いうちに大きな変動がやってくるのかもしれません。
(チャートは、先物です。)
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