アメリカ 雇用統計 [相場観]
スポンサードリンク
8月の16万7000人から、やや鈍くなりました。
市場予想の17万5000人も下回ったことになります。
失業率も5.0%に少しですが上昇しています。
市場関係者の意見も分かれています。(ロイターより引用)
・まずまずの内容で、11月には利上げはないだろうけれど、12月利上げは
ありそうだ。
・非常によい内容だけど、失業率が上昇したことはハト派からすると利上げに
慎重になるべき根拠。
・十分によい数字で、12月利上げの可能性が残った。
・今回の統計では、FRBの方向性に影響を与えるものではない。
むしろ、為替が気になっているのではないか。特にイギリスポンド。
FRBのフィッシャー副議長の次のコメントが目を引きます。
「経済は成長しているものの、リスクをはらむほどの速すぎるペースでの
成長とはなっていないことが確認されたとし、理想的なゴールディロック的な
結果だった」
※ ゴールディロック
景気が過熱しておらず、さりとて不況でもないというほどよい状態。
要するに、利上げに向けた流れの中にいるけれど、現状は理想的な状態で
あり、利上げを急ぐ状況ではない。
11月にはないだろうけれど、12月にはやってもおかしくはない。
しかし、今のような状況が続くのであれば、それは絶対というものではない。
FRBは、手の内にカードを残したとのですね。
というようなことを踏まえますと、来週の東京市場は一気に17000円台に
突入するというよりも、今の値位置近辺でのもみあいをメインシナリオと
したいと考えます。
次に、SQの前週にこれだけ上昇していますので、何らかのきっかけで
大きめの下落があっても不思議ではないので、その場合の対応策を
準備しておくつもりです。これがサブシナリオです。
もちろん、上抜けという可能性もあるので、それへの対応も考えますが、
正直今のオプションのポジションでは下手に動くと、往復びんたもありうるので
よっぽど大きくない限り、動きにくいです。
17500円までであれば、これまでの利益で補填できるので、静観する
かもしれません。
Facebook コメント