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「やってのける」 [トレーダー]


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突然ですが、「やってのける」という書籍が非常におもしろくて、つい
読みふけってしまったので、今日からそれについて書きます。

「やってのける」 ハイディ・グラント・ハルバーソン  大和書房

成し遂げるための科学というイントロダクションから始まります。

2つの概念が紹介されます。



1.目標を達成できるかどうかは生まれつきの資質のみでは説明できない。

2.目標を達成できる能力は誰でも高められる。


そして、目標を達成するためのステップはたった2つだと著者は言い切ります。
まずは、目標達成についての現在の考えをいったん忘れること。
もう一つは、「この本を読むこと」だそうです。 笑


アメリカ市民が新年にたてる誓いで特に多いのが、「減量」と「禁煙」なのだ
そうです。
アメリカ人の三分の二が太り気味で、そのうち半分が肥満、喫煙者は
全人口の二割、そのうち七割が禁煙したいと考えているのだそうです。

しかし、容易に想像できるように、大半の人たちが失敗します。
そして、「どうしても煙草をやめられない」「甘いものを我慢できない」
「プロジェクトを継続できない」と嘆くわけです。
その原因を自分の持って生まれた自分の意志の弱さと考えます。

みんな同じように考えますね。

もちろん、自制心は目標達成に必要不可欠な能力の一つであり、他の
目標とバランスを取りながら粘り強く進むために役に立つものだと
著者は述べています。
しかし、「自制心」という言葉を聞いて、脳裏に想像するイメージと正体は
大きく異なると述べています。

何が異なるのかというと、

1.「誰かにあって、誰かにない」というものではない。

2.自制心だけでは「自分」を動かせない。

と述べています。


例として、オバマ大統領の禁煙の失敗を取り上げています。
彼が世界で最も影響力の強い職に実力で上り詰めたことについては
支持者でない人でも異論をはさめるものではありません。
そんな彼が自制心に欠けた人物であるわけがありません。

しかし、彼は禁煙に失敗しているのです。

これが何を意味するかといったら、自制心は持っていても、目標達成の
ためには十分ではない。
必要条件ではあっても、必要十分条件ではないと考えるのが妥当だという
ことです。


トレーダーとしての目標達成と大きく関わる内容なので、自分自身の
ためにも有益なので、要点をまとめたいと思っています。

(この項、しばらく続きます。)


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