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成功とは必然である [トレーダー]


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先日、京都へ旅行に行きました。人気の居酒屋があるとのことを聞き、事前に予
約を入れておきました。

初回の夜に強い印象を受けたので、翌日の予約を早速入れました。
相談したスタッフは予約を書き込んだ冊子をしばらく眺め、むずかしい顔を
していましたが、やがて「時間が限定されますが、よろしかったら」と
伝えてくれました。

この店舗を訪れたことで、料理のみならず店舗の運営にも目を見張らされ、自
分のことも考えさせられました。

「料理が美味しかった!」 「サービスもよかった!」というような日常雑記でも
悪くないのですが、それだけではもったいない素材なので、もう少し詳しく
書きたくなりました。




午後6時開店とともに、平日であるにもかかわらずすぐに満席になったばかりか、
予約なしでやってくるお客が次々に断られていました。

店内の客は7割から8割が女性でした。居酒屋とは思えぬハイレベルな料理、驚く
ばかりの店員の接客サービス。どう見ても、そこらへんに普通にころがっている
ような若者たちが、生き生きと、通常の居酒屋レベルではないスキルを活用しながら
働いている姿。

すっかり圧倒されました。

キーワードは、「普通の若者」です。




結論です。
「成功は必然的に起こる」

逆に言うならば、「成功しないとしたら、それも必然的な結果である」
つまり、失敗も同様に必然的な結果だということです。

成功したときに、「ついていた」とか「運がよかった」とか言われることもある
が、成功する人間は”ついていたにも関わらず”成功したのであり、”運がよかっ
たにもかかわらず”成功したと言える。

幸運に恵まれるに超したことはありません。しかし、運・不運に左右されることが
あったとしても、それで決定されない仕組みを持つことが重要です。

飛び抜けた不幸はさすがにすべての人間活動の足を引っ張るから、成功するには
不適切な環境です。

しかし、成功とは基本的に、朝になれば太陽が東から昇るごとく、必然的なメカ
ニズムによって起こるものです。
必然性は幸運や不運とは別次元の原理です。

いよいよ、成功のメカニズムの核心です。

成功を定義するには、いろいろな表現方法があります。
わかりやすくするために、ここではある結果を達成することを成功と定義します。

ある結果を達成するためには、なんらかの行動を取らないと当然ながら達成でき
ません。「成功したい」と願っている時点において、当然ながらまだ達成されて
いません。

重要なのは、達成されていない点において、その原因は特定されるということで
す。この発想が基本となります。

では、どのような原因が考えられるか。

ア.やるべきことはすでに分かっているが、それが実践されていない。

イ.どのような行動が必要なのか、そもそも分かっていない。
したがって、実践されていない。

ウ.その結果を得るための行動に見当がついていて、かつすでに着手し、行いつ
つあるが、思わしい結果が出ていない。実践されているにもかかわらず、望まし
い結果につながっていない。


アの場合、単純に怠慢が原因であるならば、改善できるかどうかは別として、単
純です。しかし、無意識のうちに「避けたい」という気持ちが働いてしまい、行
動に移せないとしたら、その事実を認め、向かい合う必要があります。

イの場合、その結果につながるような具体的な行動を列挙し、効率的に機能する
ように順番を決定したり、優先順位を決めたりなどプランを計画することが効果
的です。

やっかいなのは、ウです。

料理にたとえてみます。
(話題に挙げているのが居酒屋であることとは無関係です。)
料理は、材料とレシピと料理人の腕で決定されます。
これらがすべて個々に必要とされる条件を満たしたうえで、有機的に合成される
ことで、すぐれた料理となります。


つまり、材料・・・・・・行動
    レシピ・・・・・・計画
    料理人の腕・・・・・・行動を行うスキル

にあたります。


行動そのものが見当違いであるのか、あるいは量そのものが不十分であるのか、
それとも焦点をあてるべき面についての意識に問題があるのか(無意識の思い込み
などによる、いわばパラダイム自体の問題)等が、原因として考えられます。

簡単に言ってしまえば、「ツボ」をおさえた行動になっていない場合とも言えま
す。
「行動の最適化」とでも言うべき改善が必要になるわけです。

無限のバリエーションを持つ具体的行動から、望ましい結果につながりやすい行
動をチョイスする・組み合わせる工夫をすることです。


さらに具体的手順に踏み込みます。

何をやったらいいか。

1.行動を決定し、書く。いわゆるplanです。

2.行動する。 do です。

3.評価する。check です。

4.修正する。 action です。 

評価して、何か問題があったとしたら、それはplanか、doに原因があるはずです。
組織で行う場合には、他人が関わるので自分に関与できないことも多いので、
うまく機能しないことも珍しくないはずです。ただし、自分個人の成功を目指す
限りにおいては、自分のみなのできっちりまわせるはずです。



では、冒頭の居酒屋の話題に戻ります。

この成功は、必然なのだと思いました。

あの若者たちは、何をやるべきなのかを具体的な計画、手順、仕組みに
落とし込んでいて、意識しないでも反射的にやれるようになっている。

「普通の若者たち」です。

すごいことだと思いました。
そして、誰にでもやれてしまうのだと思いました。

たいへん失礼なことだけれど、あの若者たちに最初から何か特別な才能
があったわけではなかったはずです。
ただ、身体に落とし込んだ仕組みによって、反射的に主体的に動いている。
しかも、やらされているのでなく、楽しく取り組んでいる。
ここに秘密があると感じました。

だから、成功は必然的な結果であったのです。

トレーダーもまったく同じなんですね。

何をどうしたらよいかをきっちりと定め、継続した学習と訓練を行えば
少なくともトータルでは勝てるトレーダーになれる。

よいものを見せてもらったと思っています。
まさか、居酒屋で感動するとは思わなかった。 笑

2日目の夜に訪れたときには、系列のお店からわたしたちの好みに合いそうな
ワインを3本ほど準備しておいてくれました。
前日に飲んだものよりも、「すこーし高額」のものが2本選ばれているというのが
いかにも商売上手な関西人です。 笑

(ちなみに、もし京都へ旅行に行く機会がありましたら、この居酒屋はおすすめです。
ご興味がある方は、読者登録をされてください。お知らせします。)

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