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感情のコントロール  18 [トレーダー]


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3つめと4つめです。

これらはあわせて扱います。


「行動をルーティン化し、考えないで反射的にできるまでにしておく。」


音楽の指揮者の仕事は、わたしのような門外漢が外から見る限り、
黒い棒を思い入れを込めて振り回しているとしか思えないのですが、
その道の専門家からすれば、非常に厳密なものとのことです。

なんでも、あれらの動作は「たたき」、「平均運動」、「しゃくい」の3つが
動作の基本とのことですが、ひとによってはさらに「はねあげ」等を加えて
7つに分類することもあるとのこと。
諸説はあっても、共通するのは、どの動きについても、いつ力を入れ
いつ力を抜くのか厳密に決まっているということだそうです。

したがって、これらを全部頭で考えながら、指揮するなんてできないから
筋肉に全部覚えさせないといけない。

これを聞いたときに、トレードとまったく同じ原理が働いていることを感じました。

リアルトレードで考え込んでいたら、4時間足や日足等の長い時間軸ならば
ともかく、そうでなかったらとてもついていけません。

また、判断を間違えやすくなります。上目線なのか下目線なのかさえ、
判断を誤ることだって起こります。


これらを防ぐためには、自分のトレードの手順をはっきりと決定し、
その手順通りに何も考えなくても執行できるように訓練することが必須です。

こうすることで、一回一回のトレード結果に感情を左右されずに、トレーダーとして
正しい行動を継続できているかどうかに意識が集中するようになります。

その結果、利益が残るようになる。



トレーダーとして生き残っていくための最低限必要な考え方です。

あとは適切な訓練を積み重ねるだけです。
各個人の努力次第で成果は異なってきます。

おそらく大多数の人たちは独学で取り組むことになるかと思います。
以上の原理に基づいている限り、いつかは納得できる成果を手にできるはずです。
なにかしかの講座等を受講するのも悪くはないでしょう。
しかし、行き着くところは個人指導です。

自動車運転については独学で学んだ上、試験場のテストを受験することが
制度上認められていますが、利用するひとはそう多くはありません。
誰が考えても、効率がよくありません。
わたしがウィーンで自動車教習所のプライベートレッスンを受けたのも、
同じ理由です。

さきほどの例でいうならば、自分の「たたき」をさらに向上させるには、それを
評価できる自分以上の誰かがいない限り、非常に難しいのです。
なぜならば、人間には自分の信じているものが見える、という基本原理が
あるのです。 ( ジョエル・バーカー 「パラダイムの魔力」 )
不十分とはいえ、そこまで築いてきた自分の「たたき」には、それなりの
積み上げがあるはずです。なんらかの価値を自分でも認めているはずです。
よさを認めながら、同時に課題を具体的に発見するのは、たいへんに
高度な能力が求められます。

したがって、
「我々の直面する重要な問題は、その問題を作ったときと同じ考えのレベルで
解決することはできない。」 という言葉も生まれてきます。(アインシュタイン)



【結論】

優れた先人に学びつつ、自分の筋肉に覚え込ませる訓練を継続していく以外に
トレーダーとして成功する方法はありません。

平凡な結論ですが、むしろ成功への道は明確なのです。
わたし個人としては、こんなふうに思えたときに、むしろ安心できました。



思いのほか、このテーマについてたくさん書いてしまいました。
概論としては、ほぼ書き尽くしたと思われますので、次回からは
個別のトレード記録をアップしていこうと思います。

#さすがに、文章にまとめるには時間がかかりました。
気持ちを引き締めて、きちんと働こうと思います。
稼がないと収入のない専業トレーダーなので・・・ (*^^*ゞ







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