感情のコントロール １１ [トレーダー]
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ドライブを終えたときに、ある種の見通しができました。
（気づきと言ってもいいかもしれません。これはキーワードです。）
つまり、このドライブでのトラブルは次の2つだと限定できたのです。
１．車のマニュアルミッションに慣れていなかったために、不手際が起きてしまっ
たこと。
２．妻に地図を持たせ、ナビゲーションをやらせたために、妻が疲れたこと。
１に関しては、スーパーマーケットの駐車場で練習したことで、すぐに解消でき
ました。レンタカーのパーキングから出る前に確認・練習しておけばすむような
ことがらでした。それを不十分なまま、外に出た私が不注意だったのです。
２は、私の勝手な思い込みで、気づかなかった問題でした。
つまり、気づかなかったことそのものが別の意味で問題となっています。
事前に地図を入手し、道順も書き込み、そのルートをしっかり頭に入れたはずな
のに、見慣れない街角で道路が複雑に交差するような旧市街では、とっさの判断
が十分にはできませんでした。そのため、隣で妻が地図を膝の上において、指示
を出してくれていました。しかし、「気持ちが悪くなった。」という言葉を聞く
に及んで、今更ながら自分の鈍感さに気がつきました。
ドライブで目的地に安全に着くことは、たしかに重要ではあるけれど、二人が一
緒に楽しく過ごすことが犠牲になるようであってはいけないはずです。
自分は運転に集中し、責任を持って取り組む。
だったら、おまえもやれることをやってくれよ、という暗黙の他者依存、責任委託が
ありました。（こんな表現はあるのでしょうかね・・・）
そこで、遅まきながらカーナビの活用を考えました。
ナビが装備された車を借りることも考慮しましたが、使い勝手がわからない機械
を借りた瞬間から使いこなすというのには、不安がありました。
また、「ドイツ語や英語で案内されてもなあ」とも思いました。
さらに、ナビ自体をレンタルすると、最初から購入して持って行った方が安いことが
わかり、車と一緒に借りるという選択肢はなくなりました。
調べるうちに、Garminというメーカーのポータブルカーナビならば、日本で購入
した日本語モデルに、ヨーロッパの地図データを入れれば、日本語で案内してく
れるということがわかりました。
ナビ本体は楽天で購入し、約16000円。地図データは、Amazon.UK で購入し、本
体(microSD)約2500円、配送料2500円。21000円ほどで準備できました。
旅行に出発する2月ほど前に入手したので、自分が行きそうな場所を全部登録で
きました。これもメリットでした。
妻からは、「オートマにしたら」と提案されましたが（苦笑）、今回は大丈夫だと
請け合いました。落胆させないために、通勤に使っているオートマ車で、
クラッチがあるつもり、右側にシフトレバーがあるつもり、で、何もない床を左
足で踏んだり、何もない右側のドアとのわずかな空間に右手を泳がせシフトチェ
ンジ、と奇妙なシミュレーションを2週間ほどやりました。
そして、今度はクロアチアのドライブです。
性懲りもなく、よく続けたものです。
ウィーンの路面電車です。よく見ると、２路線レールが敷かれているのが見えると思います。
そして、縦列駐車の車の列。地元の人と同じように運転するには少々敷居が高いです。
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