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トレードの根幹をなす思考法  4 [トレーダー]


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個人トレーダーに教わった内容である。

意外なくらい簡単すぎて、しばらくあっけにとられていた。
正確には、支払う謝礼に比べて、「そんなものなの・・・・・・・・・・・・・・・・」という落胆の方が大きかった。

しかし、彼は私の思いなどまったく気にかけずに落ち着いて、説明した。

彼の説明は次のようなものであった。
もともとの説明が短いから、要約するとさらに短くなる。

1.世界中のトレーダーが見ているチャートは、買い勢力と売り勢力の力のバランスが表現され
  ている。
  それがいろいろなパターンを形作っている。大切なのは、ある特定のパターンが出たら上が
  る、下がると  いうのではなく、どちらかの勢力が強くなり、バランスが崩れたときにその
  過程でパターンは生じるのであり、さまざまなバリエーションがある。

2.したがって、重要なのは、それぞれの勢力の強さがどのように読み取れるかである。

3.強さを読み取る際に、一番直接的な情報は「レート」そのものである。
  具体的には、始値、高値、安値、終値 の4つである。

4.次に水平線である。支持線(サポートライン)、抵抗線(レジスタンスライン)という機能が
  ある。

5.「トレンド」という概念が理解する必要がある。

  3から5の「レート」 「水平線」 「トレンド」 の3つだけが世界中のトレーダーに共通する
  観点である。
  ファンダメンタルは別として、それ以外の情報は、人によって異なる。
  これらだけは全員が共通して目にしている。(読み取れるかどうかは別として)

  落胆と同時に、理解できずにぼーっとしている私に、彼はほほえみかけると、チャートを
  もとにして説明を始めた。

  1、2、3、4、5 の点が打ってあるが、こうして4点が定まれば、下降トレンドということ
  になる。
  そして、5点目が定まったときに高値を切り下げたことになるので、下降トレンドが継続
  しているということが確認できる。これで、売りが圧倒的に有利であることも分かる。
     (ダウ理論)

  次に青い水平線は先ほどまで、サポートラインであった。しかし、ここでは上値抵抗
  ラインとして機能しそうだということがわかる。それは、ちょうどこのラインのところで、
  白い矢印のように上に行こうとした力が遮られているからだ。

  さらに、このローソク足は上にヒゲをつけている。さっきの4つのレートを図に表すと
  こういう形になったわけだ。
  この形こそ、上に行こうとして頭を抑えつけられた形だ。

  売りに行くには、理想的なポイントだ。こういう時にだけトレードをやれば、結果として
  トータルでは勝てる。
  どちらかの勢力に力のバランスが傾きつつあり、負けた勢力が逃げ出しかけたタイミングを
  とらえること。
  
  彼の話はここで終わった。

  彼がいくつかの例をもとに説明してくれたことは、要するにこれだけであった。

  私はといえば、分かることは分かったにしても、これだけで本当に勝てるようになれる
  のか、ほとんど信じられなかった。

  さすがに彼もこれだけでは難しいと察したらしく、学習方法を教えてくれた。


  

  と、まあ、たったこれだけの内容なのである。
  
  あとは具体的なトレードにどう生かすかそれだけである。

  とにかく、勝てるようになったのだから、確かである。

  
  誰かが言っていた言葉だが、まさにその通りだと思う。

  「相場には秘密があります。 秘密がないということが秘密なのです。」
  

  ( この項目終了 )


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