地下鉄U2 終点駅 [旅行]
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もともと、端っこというのに興味がありました。
例えば、北海道であれば、稚内の宗谷岬、納沙布岬(ノシャップ岬なんてのも
あるので、昔、バイクのツーリングでとまどったこともありました。)
には行きましたし、伊豆半島の突端も好きでした。
渥美半島、知多半島の突端にも行く旅を何度も計画しました。
結局、行きませんでしたが。
話は飛んでしまいましたが、この駅、集合住宅を開発するについて設置された
新駅でした。
いわゆる、ニュータウンというやつですね。
「Seestadt」という名前です。
Seeは「湖」、Stadtは「町」ですから、「湖の町」というRPGゲームに出てくる
ような、メルヘンチックな名前ですね。
しかし、ウィーンとしては高層住宅の部類に入る高さで、新しく建てられた団地の町です。
名前の由来になった池がありました。
わき水を処理するための池なのか、それとも何か目的があって造成されたのか
わかりませんが、水辺が好きなウィーンの人たちにはある程度訴える力がある
かもしれません。
・・・・・・やっぱり、「湖」というのはあんまりじゃあないでしょうかね。
誇大呼称だと思います。岸辺の護岸だって、ただの鋼矢板ですよ。
これを湖というのは、いくらなんでも言い過ぎでしょ。
Frauen Bauen Stadt というのは、直訳すると「女性は都市を建設する」と
いう意味です。
どういう意図なのかよくわかりませんが、女性のための町を目指していると
いう標語なのでしょうかね。
近寄ってみると、かなりごっつい建物です。
この出っ張っているのは、おそらくバルコニーだと思われます。
オーストリアの人たちに限らずヨーロッパの人たちは、バルコニーに
かなり愛着を持っています。
外の風や光を感じながら、食事をしたりお茶をしたりするのが好きなんですよね。
だから、自宅にバルコニーを持ちたがるとしても自然だと思います。
しかし、これはあまりに無骨すぎませんかね・・・・・・
あるいは、伝統的なバルコニーに対してあえてその反対のデザインを
ねらったデザイナーの意図なのでしょうか。
町中は、閑散としています。
ロックダウンのためにカフェやレストランが休業しているのが大きく
影響しているのでしょうが、それにしても寂しい眺めです。
それでも、駅前には多少人だかりがありました。
ちょうどパン屋さんの前です。
風があたらず、日だまりなのでいい具合だったようです。
どうやら、友達同士でおしゃべりのばしょなんですね。
カフェが閉店しているから、集まる場がないですものね。
日向ぼっこでおしゃべり。
昔からの伝統的な過ごし方です。
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