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日韓関係 2 [日記・雑感]


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日本政府が下した2つの決断

(1)『フッ化ポリイミド』『レジスト』『エッチングガス=高純度フッ化水素』
の輸出管理厳格化
(2)韓国を8月から『ホワイト国』から除外方針)

を受けて、韓国国内はたいへんな騒ぎになっています。

日本人として、「ざまあみろ」と言ってしまうのは簡単なのですが、事態は
それほど単純ではありません。

該当品目の輸出が包括許可から個別輸出に切り替えられた場合、手続きに
3カ月程度かかるとされており、仮に該当企業が品目の在庫を持たない場合、
該当企業の生産の一部が停止する可能性はあります。

しかし、これが単なる包括許可から個別輸出許可への切り替えならば、
個別輸出許可が認められてしまえば、物流そのものはいずれそれが通常ということに
なります。

これまで韓国に適用されていた包括輸出許可は、限られた特定の国に対する
優遇措置ですから、その他ほとんどの国への輸出は、個別輸出許可によって
行われていて特に支障がないのです。

つまり、個別輸出許可という新たなシステムでまわるようになれば、
「どうってことはない」という結末も想定できます。


ただ、読売新聞の報道によれば、
「日本政府は基本的に輸出を許可しない方針で、事実上の禁輸措置となる」
となっています。

こうなると、韓国への「個別輸出許可」は、他国への個別輸出許可とは異なるものに
なります。
国として自由貿易の原則を標榜する以上、説明責任を求められます。

安全保障上の理由として、いずれ具体的な事実の公表を迫られるはずです。
それが国際社会から認められない限り、単なる政治的報復と解釈されて、
日本は敗北します。

こんなことは私が指摘するまでもなく、政治家・官僚は十分にわかっているはず
ですから、問題ないでしょう。
ただ、これまで日本は外交上の諸問題で、まずい対応をしたために不要な悪評を
いくつもかぶってきていますから、たいへん気になります。

結論です。

韓国が北朝鮮に、『フッ化ポリイミド』『レジスト』『高純度フッ化水素』等、
もしくは同種の制限物資を横流ししていたという事実を動かぬ証拠とともに
公表できるかどうかにかかっていると考えます。
とりわけ、米国との協調が問われます。
(あくまでも個人的な判断ですが、これだけの決断について米国との協議を
行わずにやったとは思えません。しかし、日本がまずい対応をすれば
米国は日本の勇み足として簡単に見捨てるでしょうから、冷や冷やものです。)

しかも、それが明確な事実として国際社会からも認定されたらされたで、
大きな混乱が起こるでしょう。
その収拾にも膨大な手間暇・時間がかかるはずです・・・・・・

日本もついに、後戻りできない決断をしました。
政治家・官僚たちがどれほどの準備を行い、どれほどの覚悟で下した決断なのか、
推移を見守りたいと思います。





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