ウィーン街歩き 11 冷蔵食品 [旅行]
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妻が仕事で遅くなるためで、物は試しとこれまでは見るだけで気になって
いた食品です。
日本の冷蔵食品・冷凍食品の味は、最近、目を見張るほど向上していました
ので、比較してみたい思ったわけです。
いくつか入手しましたので、実際に試した感想を書いてみます。
まずは、鶏肉入りのピラフみたいなものです。2.8ユーロです。
入っている鶏肉は脂身の少ないささみのようです。
しかし、ふっくらとしていて、よくありがちなぱさぱさしたものではなく、
好感の持てる味わいです。
トマト風味をベースにしたシンプルな味付けで、わりとおいしく食べました。
コメが長粒種なので、ややパサつき感があったことが残念ですが、この食感が
一般的な土地であれば、やむをえないところです。
ときどき利用するのであれば、「まあ、しょうがないかなあ」と思えます。
もう一つは、マッシュポテトが付属しているハンバーグです。
3.5ユーロです。
加工肉がきわめてポピュラーなお国柄ですから、期待が持てました。
一口食べた瞬間、落胆しました。
パックのビニールシートを剥がしたときに、やや薄っぺらい肉だったので、
ちょっと不安だったのですが、的中しました。
日本では一切れ80円前後で販売されているものと、ほとんど同じような
うまみがまったくない、しぼんだ加工肉でした。
ただゴソゴソした食感で、噛んでいてもまったくうまくもなんともない代物でした。
日本のイトーヨーカドーで普通に販売されている「金のハンバーグ」より
やや高い価格でありながら(2016年7月14日の為替レート)、
足元にも及ばない出来です。
開封した以上、食べないのも気が引けますので、全部食べましたが、
つまらないもので満腹になってしまったというのが、実感です。
ハム・ソーセージなどは日本とは比較にならないくらいバリエーションに
富み、かつ味も秀逸であるのに、同じ加工肉でありながらハンバーグは
なんというざまか・・・・・
道理で、どこのスーパーマーケットにもそれほど陳列されていない理由が
わかりました。
旅行でいらっしゃる方たちがこれを体験されることはないと思いますが、
もしご興味がありましたら、ご自身で試すだけのことはあります。
日本企業の努力が本当によくわかります。
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