マイナス金利 [日記・雑感]
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1月の追加緩和を予想する向きはある程度ありましたが、マイナス金利導入は、
黒田総裁自身が従来否定的な発言をしていたこともあり、ほぼ全ての専門家や
市場関係者にとっても想定外だったはずです。
しかも、発表時刻が12時半くらいだったので、現状にほぼ変更無しという発表
ではないかとも錯覚しました。
さて、どの程度効果があるのか。
今朝の新聞記事を見ても、
「マイナス金利となるのは一部であり、+1%の部分のほうがはるかに大きい
ため、当座預金全体として見れば実はマイナス金利ではない」という記事も
見受けられます。
金融機関が追い込まれたことだけは確かですが、それが貸し出し増につながるか
それとも、株式や不動産等のリスク資産に向かうのか。
このあたりはまだはっきりしませんね。
また、市場への影響についても、
「2014年10月の追加緩和では日経平均が当日で約755円、その後数日では
1000円以上、上昇したが、今回は29日時点で477円というのはその表れだ。
今後について言えば、1万8000円台への回復は少し早まったと思うが、
その程度は実力値で放っておいても到達した。そんなことのために今回の決定を
行ったとすれば、もったいない」という意見もあります。
しかし、今回、資産買い入れ拡大などの量的緩和は今後のオプションとして
あえて残したことで、手札をすべて使い果たしたと足下を見られることは
なくなったのは事実です。
それにしても、マイナス金利を従来否定してきただけに、サプライズでした。
# 来週からのシナリオに、大きな修正が必要になりました。
まあ、毎度のことなんですけれど。 苦笑
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