リスクオン or リスクオフ ? [トレード結果]
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動きになっています。
10月12日週も、いったんリスクオフ的な動きになり、米ドル/円は118円付近まで下落
しました。ところが、週末にかけて買いが優勢となり、米ドル/円は119.50円付近まで
戻して引けています。NYダウも74ドル上昇と堅調な引けでした。
「年内にはなさそうだ」と言われていたアメリカの利上げが、ここへ来て、
「年内の利上げはない」という確信に変わったことで株式市場が安定しました。
そこに、日本やEUの「追加金融緩和期待」が加わって、相場が上向いているという
状況です。
また、日本の場合、郵政上場もあり、やたら下げられない事情が絡んでいます。
ただ、これは、おかしな話です。
アメリカが金利を上げられないのは、世界経済の成長が鈍化し、その影響で米国経済にも
かげりが見えてきているからです。
最近は、「アメリカは金利を上げるどころか、下げるのではないか」という見方すら
出てきています。
つまり、「アメリカが金融緩和を再開する可能性もある」というレベルにまで、米国経済が
怪しくなってきているわけです。
しかし、「利上げなし」なら「株を買え」ということで株が買われ、
「株式市場安定」なら「ドル買いだ」ということで、ドルが買われているわけです。
経済が悪いからマーケットが安定しているというのは、ちょっと考えてみればおかしい話です。
米ドル/円は、2014年8月には102円ほどでした。それが今や120円です。125円もありました。
1年ちょいで2割も上昇しているわけです。
この上昇を支えたのは、「アメリカは利上げに向かう。日本は金融緩和を続ける」という
経済政策の落差によるドル買いでした。
ところが、ここへ来て、「アメリカの利上げ」が怪しくなり、日本の「金融緩和」も、
これ以上やるかどうかは不透明な状況です。
つまり、いつの間にかドル買いの根拠がなくなってしまったわけです。
それでもまだ、米ドル/円は120円付近を保っているわけですが、これもちょっと変です。
現在の米ドル/円は割高ではないかとも思われるのです。
実際、米ドル/円は、8月24日にいったん116円に接近したあと122円近辺まで反発
しました。
そのあとは、徐々に頭が重くなり、少しずつ、上値と下値を切り下げています。
つまり、微妙な「下落トレンド」に入っています。
また、日本市場の9月・10月のSQ値がほとんど同じでした。
8月の世界同時株安の原因が特に解消したわけでもないのに、平穏すぎると
感じています。
本日10月20日(火)の先物の高値・安値の値幅は、たった120円です。
いよいよ、放れたら大きく動く準備が整ってきています。
そろそろ、何かが起こっても不思議ではないような気がしています。
まあ、ただの直感ですし、当たろうが外れようが半々ですから、当たったところで
偉そうなことは言えません。
しかし、オプションに関しては、上にしろ下にしろ大きめの動きが出てもいいように
ポジションを調整しました。
これから11月のSQまでにどう動くか楽しみです。
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