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トレードの根幹をなす思考法  3 [トレーダー]


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3.試行錯誤

リアルトレードをやめたところまで書いた。

ショックが大きく、しばらくのあいだは口座を見ることもできなかった。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・そのうち、考えた。

自分のやったトレードをチャート上に表してみた。

見事なくらい、高いところで買い、安いところで売っていた。
上がり出すと買いたくなり、下がり出すと売りたくなる。
しかも、上がりだしてすぐに買うならばともかく、最初のうちのでこぼこした期間、つまり売りと買いが交錯している間は手を出さず、やがてきれいな放物線を描いてぐーんと伸びているあたりで手を出しているのである。
売りに関しても、その逆のことをやっていた。

自分が買いエントリーをすると、まるでそれを見ていたかのように下がり出すことがしょっちゅうで、いったいどのようなメカニズムでそれが起こるのか不思議でならなかった。まさかこんな資金の小さい初心者トレーダー相手にいかさまがあるとは、さすがに考えられなかった。売りについても同様で、私が売ると、それを待っていたかのように、ぐいっ、ぐいっ、と力強いリズムで上がり出すのである。エントリーした瞬間から含み損が拡大するばかりだった。

負けて当然なトレードである。

では、どうするか。
「負けて当然なトレード」があるからには、「勝って当然なトレード」だって存在するはずである。
「勝って当然なトレード」をやるようにすればいいはずである。
本当に勝ち残っているトレーダーだっているはずである。
勝っているトレーダーを探すことにした。
勝っているトレーダーに教えを請うのが間違いないはずだと思ったのである。

しかし、これはなかなかに難関であった。

ネット上にあふれている自称”勝ち組トレーダー”たちは、たいていそれをビジネスとしている。
果たして本当に勝っているのかどうかは確かめるすべがない。

なかにはスクールもあったり、個人レッスンもあったりしたが、踏ん切りもつかないまましばらく時間だけが過ぎた。


そして、あるとき、とにかく始めないことには一歩も前に進まないので、直感だけを頼りにある個人トレーダーに教えを請うことにした。自分にとっては少なからぬ金額の謝礼が必要であった。

どんなにかすばらしい必勝法があるのではないかと大きな期待を胸に待ち合わせの場所に行った。


( まだ、続きます )








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