SSブログ

航空券の名前が違っていたら・・・・! [旅行]


スポンサードリンク

一年のうちだいた半分はウィーンで暮らしていますから、
わたしもそこそこ海外体験は豊富だと思っていましたが、どうしてどうして、
世の中にはすごい体験をした方がいらっしゃいます。

その方から許可もいただきましたので、それを掲載いたします。
「旅こそ自由」さんからです。

以下引用
----------------------------------------------------------------------




ウィーンを訪れました!
   Dickさん様へ

 旅こそ自由です、いつも大変お世話になっております。またもやお邪魔して済みません。お蔭様で先日、予定通りに中欧6か国の旅を何とか終えることができまして。ご自身からの幾多のアドバイスは、とても役に立ちました。改めてお礼申し上げます。

 今回は旅行会社を通さず、全てを個人手配した初めての旅行だったのですが。旅程的にもタイトでマニアックなものでしたが、至上最高のトンデモ?なエピソードが満載になりました。ウィーンを主にお伝え致しますので、まあ笑っちゃって下さい。

 往路便は羽田空港から夜中の1時20分発のウィーン直行便で、時間に若干の余裕を持たせて向かったはずだったのですが。搭乗手続きの際に、まさかの大アクシデントが待っておりまして。事前に必要書類に目を通し、入念に確認しておかなかった自らの甘さゆえですが。

 航空券はオーストリア航空のHPから予約して、メール配信された搭乗券との引き換え書を印刷して持参したのですが、何と私の名前のアルファベット1文字が間違えておりまして(NとMの誤記)。このままでは搭乗できませんと言われ、まさに絶体絶命のピンチで。

 最初に個人手配した旨を伝えると、自らで確認するよう指示されたのですが(英語か独語で)。語学力のない身に加えて携帯電話も所持しておらず、公衆電話から掛けても国際電話では直ぐに切れて交渉以前の問題ですし。さすがに今回は万事休すかと諦めかけました。

 ちなみに当日券だと50万弱するらしく、それでもホテルやレンタカー代その他で既に全手配料を70万近く払っていたので、旅行そのものを無駄にするよりはと気持ちを切り替えようとし、何よりも中止にすればその後の精神的なダメージも大きくなると思いながら。

 成す術なく立ち尽くす我々を見かねたのか、先程の空港職員(ANAの女性スタッフ)がタブレットと業務用電話を駆使し、流暢な英語で交渉してくれまして。結果的にはオーストリア航空側が入力ミスを認めてくれたので、何とか搭乗できたのですが。

 ただし復路便は2週間後なので、現地でどこまで引き継がれているかの保証はできませんとのことでしたが。とにかくここまで来たら行くしかない、行けるだけでも有り難いし、行けばまた何とかなるだろう、その先はまた考えようとばかりに出発しまして。

 ウィーン空港へは現地時間で朝5時半過ぎに到着し、機中でほとんど眠れませんでしたが予定通りにレンタカーを借りて即スタートさせました。実はここでも受付時に手渡したパスポートを返してもらい忘れ、レンタカーの返却時まで預かられる羽目になりまして。

 旅行中はずっとパスポート不所持のまま回ることになりましたが、心配していた国境越えの際もシェンゲン協定により身元確認も全くないまま通過できまして(気持ちは片翼だけで飛んでるような落ち着きのなさでしたが)。それでも各ホテルではチェックイン時に提示を求められたので、念のために所持していたコピーが役立ちました。

 ところで例のグリーンレイクですが行くだけ行ってみようと向かってみると、道中は予想していた山道等ではなく殆ど平坦な田舎道だったのと、自分には珍しくほぼ迷わずに済んだので思った程には手こずらずに辿り着くことができまして。

 ただし今年はヨーロッパも暑かったからか、或いは私の訪れた6月末が既にピークを越えて久しい時期なのか、ほぼ半分位の水が干上がった感じになっておりまして。それでもやはり個人的には、予定をクリアーできただけでも大満足でした。

 それにしても約1か月前のヨーロッパも思った以上の暑さでしたね、体が脱水症状にならないかと心配する程に。しかも駐車場から湖までの約1キロの遊歩道がアップダウンもあって長く、家内がバテたので途中休憩している間に私一人で写真を撮りに走ったのですが。

 次にダッハシュタイングレッチャーバーンへ向かったのですが、道は高速道路が中心だったのにけっこう遠かったですね。予約時間より1時間近く遅れて着きましたが、ロープ―ウェイには問題なく乗せてくれたので本当に良かったです。

 前回のリベンジかつ念願だった山上の吊り橋をも渡れて大満足でした。それにロープウェイは運良く上りも下りも、ゴンドラの上にあるオープンテラスの方に乗れまして。週末とはいえ午後の中途半端な時間だったからか、けっこう空いていたのも幸いだったようで。

 それからも何とか旅程をこなしつつ、時計回りに周遊してウィーンへ戻って参りまして。最後は市内をハイライト観光したのですが、シェーンブルン宮殿へ地下鉄で向かおうとしたら、U4が止まっていてアララって感じになりまして。Pilgramgasse駅付近の工事を知らなくて。

 事前に調べておけば何てこともなかっただろうものの、Karlsplatz駅からの代行バスは自分には予想外で雨模様の中を最初はかなり戸惑いました。それでも何とかシェーンブルン宮殿を見学でき、私は2度目でしたが初めてだった家内も満足そうでした。

 その後は家内の買い物(スワロフスキー)に付き合い過ぎ、我が目的のアンティークショップ巡りがタイムオーバーとなってしまいまして。ケルントナー通りに程近いホテルだったので、買い物スポットは目と鼻の先だと思っていたのも甘かったのですが。

 ドロテウム付近にはアンティークショップが多いと聞き、素人の時計マニアである私は大の楽しみにしていたのですが。それらしきお店が複数あるものの土曜日は早めに終うのか、午後には軒並み閉店状態で。こんな中心地でも週末は休みなのかと意気消沈の極みで。

 ただこのままでは帰れないとばかりに、予定外だった蚤の市へかっ飛んで行きまして。地下鉄やバスを乗り継ぐと遅くなるので、自らの足でひたすら走りましたが雨の中を既に午後も遅めで一か八かの賭けに出るつもりの気分でした。

 店舗ごとのテント張りもかなりの割合で片付けられ、残りのお店も4分の1程でそれも閉店間際でした。中に1店だけ時計専門のお店があり、半分以上閉めかけているところへ乗り込んで、慌てて物色した末に何とか1点ゲット致しまして。

 詳細を確認する暇もなく予算的にもギリギリでしたが、お店のご主人が感じ良く少し値引いてくれたので、自らの好みに最も近いのをまあいいやとばかりに。前回の5年前は全く別のお店で品物も異なり低価格だったものの、価格交渉には失敗していたので今回はこの面でも満足かなあと。

 翌7月14日(日)は旅の最終日で、午前中は時間があったのでプラーターへ行きまして。有名な大観覧車ではなく、コーヒーカップ型でオープンゴンドラの観覧車に乗りましたが面白かったです。人はまばらで運休の乗り物が目立ち、支払いも現金のみで係員が素っ気ないのはイマイチでしたが。

 ウィーンでの最後の食事は有名レストランのGriechenbeislさんでの昼食でしたが、スタッフも感じ良く敷居も高くない上にさすがの美味しさでした。地元民はかえって行かないのかも知れませんが、シュニッケルやデザートのアイスクリームも絶品で。

 ケルントナー通りでは他にもNordseeさんで食事しましたが、前述のGriechenbeislさんと料金的にはそんなに変わらなかったですね。カフェのOberlaa Stadthausさんへも行きたかったのですが、時間の都合で割愛せざるを得なかったのは少し心残りでしたが。

 なお些細な小言になりますがウィーン空港と市内を結ぶ交通で、リムジンバスは便利ながら切符の入手方法が不均一ですね。空港からは券売機でカード払いも可能ですが、市内からは乗車時にバスの運転手から現金でしか買えないし。我々も空港へは現金を使い果たし、やむなく電車を乗り継いで(切符はカード払い可)になりまして。

 そして最終的な難関の復路航空券ですが、空港職員にエコノミークラスは端末機械でと指示されまして。私の名前では何度行っても例のアルファベット違いでエラーとなり、試しに家内の方を先にやると2名分が発券されてクリアーでした。羽田空港でANAスタッフが誤記のない家内を主催者に変更してくれたお蔭なのか、だとすればやっぱ日本人は凄い(笑)!

 他の訪問地でも行く先々で様々な出会いやハプニングが続出し、筆舌に尽くせない程の旅になりましたが終わってみればやはりいいものですよね。それぞれの人生にとって、かけがえのない財産となる気が致しますし。Dickさん様も日々、どうぞ楽しくお過ごしになられて下さいね。

(追伸)ドロテウム付近にあるアンティークショップの何店舗かへ、連絡先を控えてきたので帰国後に問いあわせのメールをしたのですが殆ど空振りの状況です。相手にしてもらえないお店が多いのでしょうけど、中にはもともと閉まってるお店があったりもするんですかね。

-------------------------------------------------------------------
引用ここまで

もう一つありますが、長くなりますので、次回に。

nice!(3) 
共通テーマ:マネー

nice! 3

Facebook コメント

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。