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ウィーンのスーパーマーケット 裏事情 [旅行]


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週末なので、ウィーンのスーパーマーケットの裏事情について
書いてみようと思う。

当地では、基本的に「セルフ」で行うことが求められる。

箱入り、袋入り、缶詰、瓶詰め、その他加工食品は簡単だ。
しかし、野菜はやっかいである。

日本では野菜もパックされていたり、束になっていたり、と
便利であるが必要以上の量を買わざるをえなかったり、店側にとっては
作業が増えるというデメリットもある。

ウィーンに限らず、ヨーロッパでは自分が必要なだけ買うという
システムが採用されている店舗は非常に多い。

これがそのための機械だ。

P_20180720_153009_R.jpg

使い方としては、

1.ほしい商品をこの秤に載せる。
  たとえば、バナナを一房載せるとか、そんなに必要ないときは
  2本だけ自分でもぎって載せるとかする。

2.画面上のボタンを押して、該当する商品番号を選ぶ。
  (この機械はSparのものだが、他の店でもバナナはなぜか1が多い。)

3.すると、わきのプリンターから料金が打ち込まれたシールが
  印刷されて出てくるので、それを自分で直接バナナに貼り付ける。

こんな流れである。

最近はハイテク化されていて、商品を載せたときに機械が自動的に
該当しそうな商品番号を選んで表示してくれるものもある。
どういう仕組みかよくわからないが、なかなかにすごい。

これはSparの例だが、Hoferではなんとレジで店員が秤に載せて
その場で料金を打ち込んでいる。

明らかに店員の手間は大きい。

HoferはSparよりも安売りで客を引きつけているところなので
何かおかしい・・・・・・

そこで思い当たったのが、バナナ5本分の料金でシールを印刷して、
あとから1本付け足して6本にしてしまうという、ちょろまかしで
ある。(笑)

低価格のスーパーなので、見るからにちょっと怪しそうな客も
ときどき見たことがある。

つまり、Sparは基本的に客を信頼するシステムであるのに対して、
Hoferはそうではないということなのだ。

実はバナナに関しては、もう一つ別な事情も絡んでいる。

Bioのものと、そうでない普通のものの2種類が流通しているのだ。
これらはシールが貼られていて一応区別はつくようになっているが、
バナナの皮はシールが剥がれやすい。(笑)

Bioのバナナであるにもかかわらず、普通のバナナとして料金シールを
印刷されたとしても、もしBioシールが剥がれてていたら、店員も困る
はずだ。
いくら無愛想な店員であっても、毎日バナナの不正行為を疑っているのは
さすがにいやだろう。

ちなみに、SparではBioのバナナは房の付け根をしっかりしたテープで
ぐるぐる巻きにしてもぎれないようにしてある。
やはりそんな対策をしないと、ちょろまかしは防げないらしい。

まあ、これは僕の勝手な想像だから、正しいかどうかはわからない。
でも、スーパーマーケットはいろいろと好奇心を刺激してくれて、実に面白い。
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